大阪・吹田に『破天荒なカレー店がオープンする』とSNSで話題になっている。JR吹田駅から5分ほどの栄通り商店街にある「カレービストロ・シュートリアルby chika’s kitchen」という長ったらしい店名。ミニクーパーを壁に押し込み、入り口代わりにしてしまっている。なぜ、こんなことに?6月1日のオープンを前に立ち入り調査してみた。
駅前ロータリーで出会った親切な母娘に道案内してもらっていると、横断歩道の向こうに「それ」らしきものが見えた。まるでテレビ番組「ナニコレ珍百景」の世界。頭の中に、あの独特の音楽が鳴り響いた。近づくとますます不思議な景色。SNSで話題になっているのも無理はない。ネットの声を拾うとざっとこんな感じだ。
斬新なアイデアに驚いていますが、別の出入口もあるんですよね?ミニの入り口からしか入れないとしたら入ることのできない人も出てくるということ、かな?
6/1からOPENだって!茶室のようなにじり口
クルマのドアから中を通り抜けるアイデアは、ビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」で見てから、一度やってみたいと思っていた
おしゃれだけど、入りづらいな
これはミニ行かねばwww
到着後、建物周辺を調査したが、入り口はミニのドアだけ。腰をかがめて中に入るしかない。新規開業前とあって、アポなしで飛び込むと物静かな店長の高鍋修三さんが迎えてくれた。福岡県直方市生まれ。「ビストロシュー」「シュータカナベ」のフレンチシェフとして大阪・北新地などで40年以上腕をふるって来た。