徳川慶喜孫で95歳デビューの作家・井手久美子さん、一周忌で明かされた美智子さまからのメッセージ

北村 泰介 北村 泰介

 大正生まれで昭和と平成を生き抜いた久美子さんの墓は令和となった今年、千葉・君津市内の田園と山に囲まれた圓明院に移され、夫の次郎さんと眠る。純さんは「母も『いい眺め』と思ってくれる場所。墓誌にはいずれ慶喜との関係を記します。慶喜家の直系は18代でなくなったので、令和になった今年5月から毎日、『徳川慶喜log~徳川と宮家と私~』と題したブログを更新して母の生涯などをつづっています」と語り、降りしきる小雨の中、久美子さんにとって孫である長男・悠介さん(29)と墓前に手を合わせた。

 圓明院には久美子さんの筆による有栖川流の書も寄贈された。一方で50代から90歳まで打っていたという麻雀も「うまかったですね。一時は地元の人たちと朝10時から夜9時頃まで、休憩を挟んで打っていました。気さくな人だった」と純さん。皇族との交流と共に、庶民的な一面も兼ね備えていたことを明かした。

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