ミュージシャンで俳優の古舘佑太郎、覚醒しすぎて「もつ焼き屋」準備の過去

石井 隼人 石井 隼人
もつ焼き屋オープン!?古舘佑太郎(撮影・石井隼人)
もつ焼き屋オープン!?古舘佑太郎(撮影・石井隼人)

ミュージシャンであり俳優でもある、古舘佑太郎(28)。2017年放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で朝ドラデビューも果たし、主演映画『いちごの唄』が7月5日に公開される。二足の草鞋を上手く履きこなしてバンド活動と俳優活動を充実させているが、もしかしたらそこにもう一つの職業が加わっていたかもしれない。もつ焼き屋だ。

大学在学中に組んだバンドThe SALOVERSのボーカルとしてデビュー。しかし結成から7年後の2015年にバンドは無期限活動停止となり、古舘は次の道を模索することになる。そこから俳優業進出かと思いきや違う。向かった先はナント断食道場だった。

「バンド活動がひと段落ついて、デトックスがしたかった。しかも当時の見た目は坊主頭に甚平という完全なる修行僧スタイル。断食道場の方から『断食後は脳が覚醒しすぎるので頑張りすぎないように』と注意を受けていたのですが、帰京後気づいたらもつ焼き屋をオープンさせる修行を始めていました」と照れ笑い。

飛びついたのがナゼもつ焼き屋だったのか。「The SALOVERSの活動について悩んでいるときによく行っていたのが、もつ焼き屋でした。脳が覚醒していた当時は周囲に『俺はもつに救われた。だから同じように苦しみの中にいる人をもつで救いたい』と言っていました。理由は恩返し。ラーメンに救われていたら、きっとラーメン屋を始めようとしていたはず」。今は笑い話だが、24歳当時は真剣そのものだった。

自営するもつ焼き屋の未来予想図もあった。「悩んでいるときに通っていた店はヒッソリと佇みながらも、常連さんたちに愛されている店でした。僕もそれと同じような店を駒沢公園駅周辺に作って、採算度外視でヒッソリやるという夢を持っていた」とかなり具体的だった。

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