いよいよ2人に「所持率0%」の結果を打ち明ける
──実は今日、滋賀の方にみなさんどういうシチュエーションで使っているのかなと調査したんですが・・・20人聞いて、誰も持っていなくて・・・。
岡田さん「え〜!ほんとですか!(泣)。いや、でもね・・・びわこ文具を売っている場所って、滋賀県民がなかなか行かないところなんですよね」
──えっ、どういうことですか?
田中さん「びわこ文具は『ワンコインで買えるお土産文具』というコンセプトで。その旅の思い出を振りかえることができるような自分用のものだったり、滋賀に行った記念のお土産になればという想いで生まれたんです」
岡田さん「なので、主にサービスエリアや道の駅、宿泊施設の売店、観光地のお土産売り場に置いていただいてる状況です。県外の方が目に付くところには置けるようになったんですけど、そしたら滋賀県の方に『どこで買えるの?』って。コクヨショーケースという通販サイトでは全商品買えるし、実は滋賀県内では140店舗以上買えるところがあるんですけど、ご存知ではない方もいらっしゃるようで、県民の方が日頃文具を購入されるお店での展開を強化中です!」
京都や大阪と比べて、地元を誇りに思えない!? 滋賀県民
──うおーなるほど・・・。
田中さん「びわこ文具をきっかけに県外から滋賀を訪れてくれる方もいらっしゃるようで、本当にうれしくて幸せです。ですが、滋賀県民にも浸透してほしいんです。びわこ文具は、地元に貢献できる事業をしたいと琵琶湖・淀川水系のヨシを活用して琵琶湖の環境・生態系保全を目指す『リエデンプロジェクト』の一環なんですけど、滋賀の方に全然知らないし見たこともないって言われて、すごく寂しいなと思って」
岡田さん「滋賀って京都や大阪に比べて、なかなか自分たちのことを誇りに思えないという意識があると思うんです。でも滋賀には日本一の湖がある。びわこ文具が生まれた背景には、もっと誇りを持って欲しいという思いも・・・」
──でもテンプレート第2弾の「とび太くんテンプレート」、第3弾の「戦国テンプレート」など・・・滋賀名物、めちゃくちゃあると思いますが。
田中さん「そうなんですよ! 次の朝ドラのテーマになる信楽焼もですし、来年の大河ドラマが楽しみな歴史的観光資源も豊富なうえ、伊吹山、瀬田シジミ、近江牛、白鬚神社に・・・花火もすごく綺麗ですし、蛍、びわパール、カヌー、しゃくなげとか。あまり表立っては言わないですけど、滋賀県民は滋賀の好きなところが山ほどあるんです」
──ドバドバ滝のように出てきますね!(汗)
田中さん「それも県民性だなと思っていて、琵琶湖しかないっていうんですけど、話していくとたくさん好きなところ持ってるんですよ。当たり前すぎて気づいてないだけで、とび太くんも私は商品化できるものと思ってなかったですし。びわこ文具もひとつひとつ、実はこんなとここだわりあるんですって言いたくてしょうがない。ほんと、かめばかむほどおいしい滋賀なんですよ!」
──あっ、はい、話していてビシビシ滋賀愛感じてます!・・・ではぜひ滋賀愛ビンビンのテンプレート第4弾作ってください。名物・鮒寿司とかどうでしょうか?
田中さん「うわ〜、鮒寿司!(メモをとりながら)おもしろいですね。どんな意見もできる限りトライしていく姿勢です!(笑)」
エコ文具で環境にやさしく、しかも8cmまでならちゃんと定規として使える「びわこテンプレート」。滋賀県民のみなさま、「コクヨ工業滋賀」さんの強すぎる愛を受け取ってみませんか?