「男女混浴問題」昔は当たり前だった?江戸時代の銭湯事情とは…

江戸時代の銭湯は男女混浴が当たり前だったという(写真はイメージです=Paylessimages/stock.adobe.com)
江戸時代の銭湯は男女混浴が当たり前だったという(写真はイメージです=Paylessimages/stock.adobe.com)

 当時、湯船に入る際は先に入っている人にぶつからないよう「冷え者が入ります(冷えた体)」と声をかけて入るのがマナーだった。初期は、湯に浸るのは腰から下だけで上半身は蒸し風呂というスタイルが主流。慶長年間の末期から現在のように、肩まで湯に浸るようになったという。

 もちろん現代でも銭湯での入浴にはマナーがつきもの。最近もツイッター上で銭湯におけるマナー違反が話題となった。これまでは主に外国人観光客が問題だったが、今回話題になったのは、京都市中京区の老舗銭湯「玉の湯」店主のツイートだった。

 「常連客へのお願い」という張り紙を投稿したのだが、そこには「初めての若い人がマナー違反しても、多くのケースでは、そこに悪意はありません。きつくしからないで優しく注意して」(店主)と記されている。このツイートは4万超のリツイート、8万超の「いいね」を記録するなど大きな反響を呼んだ。たかが銭湯、されど銭湯。庶民にとっての憩いの場は、時代とともに大きく変化している。

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