敬老会シーズンの9月に「高齢者ディスコ」!DJ OSSHYが2年連続で開催

北村 泰介 北村 泰介
「高齢者ディスコ」に取り組むDJ OSSHY
「高齢者ディスコ」に取り組むDJ OSSHY

 敬老の日がある9月は全国各地でお年寄りを対象にした催し物が行われる。いわゆる「敬老会」である。歌や演奏、踊りに芝居…と出し物はさまざまだが、さて何をやろうか、どんなことが行われているのだろうと気になる人が多いのか、ヤフー検索の調べによると、今の時期に「敬老会 出し物」の関連ワードを検索するユーザーが増えるという。この「敬老月間」に高齢者を対象に開催される画期的なイベントをご紹介しよう。

父は83歳のフリーアナウンサー草分け的存在

 題して「高齢者ディスコ」。“80,sディスコの伝道師”ことDJ OSSHY(オッシー)が昨年から始めたボランティアイベントで、今年は9月4日に都内の医療財団法人・百葉の会「港区立虎ノ門高齢者在宅サービスセンター」で開催される。厳密に言えば“敬老会”ではなく、認知症プロジェクトの一環なのだが、お年寄りが音楽を通して心身を活性化し、楽しめる場を提供するという点で共通するのではということで、今回、取り上げさせていただいた。

 昨年も9月4日に都内の総合福祉施設で行われた。「認知症患者の皆さんと一緒にディスコの楽しさを分かち合った印象深い記念日になった」というDJ OSSHY。上半身だけの振り付けがある曲をノンストップでつなぎ、約40人の参加者は椅子に座った状態で約40分間、音楽に合わせて体を動かした。

 例えば、手拍子でリズムを取るダリル・ホール&ジョン・オーツの「プライベート・アイズ」、手を交互に動かすドゥービー・ブラザーズの「ロング・トレイン・ランニン」、綱引きのポーズを取り入れたチェンジの「恋のハッピー・パラダイス」…。DJ OSSHYは「80代、90代の皆さんが元気に手を振り、腕を上げ、たくさん汗をかいて最後は全員が満面の笑顔になりました」と振り返る。

 フリーアナウンサーの草分け的存在で、現役として活動している父・押阪忍は83歳。1982年に渋谷のディスコでDJを始め、長いキャリアを持つ第一人者となった今、高齢となった親と同世代の人たちを見守る子供世代として新たな取り組みにたどり着いた。

 DJ OSSHYは「ディスコミュージックとディスコタイムには高齢者や(認知症の)患者様を元気づけ、よみがえらせる、偉大なエネルギーを秘めています」と力説。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて「ディスコミュージックで日本を元気に!」というスローガンを掲げる。「今後も『高齢者ディスコ』に着目し、企画・提案等に取り組んでいこうと思います」と意欲的だった。

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