大沢伸一(MONDO GROSSO)が、オーストラリア出身の詩人、ソングライター、DJ、モデルのRHYMEをミューズに迎え結成したフューチャー・ポップ・デュオ 「RHYME SO」が、2020/3/13にニューシングル『Fashion Blogger』をリリースする。世界的ドラァグ・クイーンの 「MILK」 も出演する、壮大でアバンギャルドなミュージックビデオも公開された。
RHYME SOは、昨年に初音源となる『Just Used Music Again』が88risingのJojiが監修を務めるレーベルコンピレーション「Head in the CloudsⅡ」に収録され話題となった。
今作の『Fashion Blogger』は、社会のネット依存、さらにはお互いと再び繋がり合うため、ネットから自分を切断する必要性について歌っている。アップテンポの楽曲にのせられた、キャッチーな語り口調の歌詞を通して、ネット時代を皮肉り、多くのネットユーザーなら共感できる、今のデジタル化した社会が直面する様々な問題に関してユーモラスな見解を示している。
「私たちは『Fashion Blogger』で面白みのあるメッセージをシェアしたかったの。自分をあまり真剣に受け止めすぎず、過度に使用しすぎるとメンタル面に悪影響を及ぼすSNSから距離を置くべきとね。 「RHYME SO」というユニット名自体が「I’m So」(私はとても〜)に聞こえるため、「I」(私)の時代ならではのテーマを持ち込みたかったの。さらに、消費者主義であったり、持続可能なファッションの重要性についても訴えているの。」(RHYME)
中毒性の強い同曲のミュージックビデオでは、架空のフィギュア・スケートの世界大会「IAFB グランプリ2020」(IAFB=I Am a Fashion Blogger)を舞台に、未だかつて観た事のないファッショナブルなフィギュアスケート・コンペティションが氷上で展開。
RHYMEのライバル役として、世界的ドラァグ・クイーンにして、元フィギュアスケート選手という経歴も持つMILKや、現役プロスケーターも参戦。
「IAFBグランプリに出場するため、衣装と白のスケート靴を荷物に詰めてワクワクしながら日本に向かったの。緊張もしたけど、皆のおかげで天に向かって高くジャンプできたし、創造力、魅力、アスリート精神を通して自分自身を受け入れるという人生の大きな夢を叶えることが出来たわ。“IAFB グランプリ 2020" は歴史に残る大会になったと思う。自由で優美なRHYMEは、本当に素晴らしい才能溢れる対戦相手だったわ!」(MILK)
お互いが愛するスポーツへのリスペクトを込められた本作品は、国境や性別を超え、社会的なメッセージ、愛とユーモアを包括したセンセーショナルなMVとなっている。
「Fashion Blogger」は「IAFBグランプリ2020」の公式テーマソングであり、大沢伸一がプロデュース、 RHYMEが歌詞とヴォーカルを担当している。
■MILK
「ル・ポールのドラァグ・レース」のシーズン6とオールスター3に出場したドラァグ・クィーンにして、パフォーマー、活動家、アスリート。マーク・ジェイコブスSS16キャンペーンやマドンナのMDNAスキンケアキャンペーンに出演した他、ケネスコールプライド、MACコスメティックス、メイシーズバレンタインデーなど複数のキャンペーンでもフィーチャーされ、多数の雑誌でも取り上げられている。また、熱心な活動家、ボランティアでもあり、Voices4、Gay Men's Health Crisis(GMHC)、Gay's Against Gun's(GAG)、NYCaresなどで自身の考えを声高に述べ、身体的および精神的な障害を持つアスリートのためのトレーニングプログラムであるAchille's Internationalにも積極的に参加している。
そして、世界レベルで長年にわたって競い合ってきた熟練のフィギュアスケーターでもある。
■RHYME SO
大沢伸一とRHYMEは2017年に東京で出会う。意気投合した二人は「RHYME SO」として楽曲の制作にとりかかる。これまでに東京ではDIORなどのイベントに出演。豊かな音楽の才能や文化的背景など、お互いが持ち寄る要素が調和することで刺激的な楽曲が創り出された。その後、楽曲が日系オーストラリア人アーティストであるJOJIによってピックアップされ、ファースト・シングル「Just Used Music Again」が2019 年にリリースされた88rising のコンピレーションアルバム「Head In The Clouds II」に収録される。独自のスタイルと新鮮なサウンドが備わった、唯一無二の存在であるRHYME SOは自身の音楽スタイルを「Blank Post Genre」と呼んでいる。中毒性の高いフックにユーモア溢れる言葉遊びで新時代を切り開いている。二人は、この先さらなるリリースも予定している。
■RHYME
オルタナ・ポップ・アーティストであるRHYMEは、世界的なパフォーマーとして、自身のジャンルを構築してきた。DJとしては、ロックンロール、エクスペリメンタル・ヒップホップ、ハウスやディスコ音楽を世界中でプレイ。父はオーストラリアの伝説的バンドThe Screaming JetsのRichard Lara。Chrissy Amphlettなどを手掛けたスタイリスト兼メイクアップ・アーティストの母、Michelle Michalesonのもとに生まれる。サックスを学んでいたRHYMEは10代よりフィギュア・スケートを開始するものの、金銭的な理由から、18歳にしてフィギュアの夢を諦め、モデルとミュージシャンとしての道を歩み出す。シドニーにて、ゲイ・アンド・レズビアン・ マルディ・グラ・パレード・フェスティバルでボランティア活動を行いながら、有名なクラブFrankie’s PizzaでDJをする。ソロプロジェクトではミニアルバム「INTERNET GIRL」を発表しNYLON Japan等に取り上げられる。モデルとして中国、インドネシア、北米、UKでランウェイを歩く経験も持つ。
■大沢伸一(MONDO GROSSO)
MONDO GROSSO として 90 年代に音楽活動を開始する。その後、音楽プロデューサー、TVCMや映画サントラの作曲家、DJとして成功を収める。アシッド・ジャズ、ハウス、ニューウェーブ、R&B など、数多くのスタイリッシュな音楽を発表。birdや安室奈美恵といった著名アーティストのプロデュースも手掛ける。2000 年代に入ると、エレクトロ音楽の先駆者として名が知れ渡る。 FatBoy Slim のレーベルよりアルバム「The One」をリリース、DIGITALISM の「POGO」をリミックスするなど、 エレクトロ全盛時代の伝説的存在となる。彼のユニークなスタイルは、日本のみならず、世界中のミュージシャンを感化させた。2017 年には、14 年ぶりに MONDO GROSSO 名義でアルバムを発表。 iTunes アルバムチャートで 1 位に輝き、満島ひかりが歌う「ラビリンス」ミュージックビデオは2,200 万回 以上再生されるマスターピースになる。
サントラ担当作品にTVアニメ「BANANA FISH」、映画「DINER」など。
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