阪大名物猫「斎藤さん」の訃報ツイート…悲しみに暮れる学生や卒業生が続出した理由

たまの みか たまの みか

 20年近く大学内で生きてきた斎藤さん。「まちかねこ調査隊」のメンバーも最近はその姿に老いを感じていたそう。GW明けごろから見かけることもなくなっていたが、数日前、ある方から花に包まれた安らかな斎藤さんの写真とともに、亡くなったことを知らせるメールが届いたという。衰弱している斎藤さんを連れ帰り、最期まで世話をされた、その方の名前が「斎藤さん」かどうかは定かではないが、黒猫の斎藤さんはその性格と同じく穏やかに生涯を終えたようだ。

 冒頭のツイートののち、「まちかねこ調査隊」隊員のみなさんのもとには「ほんとに亡くなったの?」「いいやつだったよな……」といった友人からのLINEが相次いでいる。また、サークルの公式ツイッターアカウント経由では“今後なにか斎藤さんを偲ぶイベントはないのか?”といった問い合わせも寄せられているという。

 「OBも含め多くの阪大生による追悼のツイートには斎藤さんの写真を添付したものも多く見られます。まだ何も決まってはいませんが、それぞれのお気に入りの写真を集めて、アルバムを作るか展示をするのもいいかな」。そう話すのは現在2回生の隊員わいゆーさん。同じく2回生のOさんは「とにかく今はいろいろと対応に忙しく、まだ斎藤さんがいなくなった実感がわかなくて」とも。「斎藤さんが阪大にいたということを何か形に残せればとは考えています」と話してくれた。

 「まちかねこ調査隊」のメンバーと別れたのち、斎藤さんがいつも過ごしていたという大講義室前へ行ってみると、学生さんによるものなのか、教室の入口にはそっと花が手向けられていた。

 大講義室のすぐそばにあるスクールバス乗り場の整理員の男性にも斎藤さんのことを尋ねてみた。整理員やバスの運転手さんも斎藤さんのことはたいへんかわいがっていたそう。「ぼくらはクロちゃんと呼んでたんやけどな」。そう言いながら、スマホにたくさんストックされた斎藤さんの写真を見せてくれた。「卒業していった学生さんもみんな戻ってきたらあの猫に会いに行ってた。あの子は学生さんの癒しやったからなあ」。

 大阪大学で青春を過ごした人たちの心に残る斎藤さんとの思い出。訃報を告げるツイートに残された数多くのコメントやアクションは、そんな斎藤さんへの感謝の気持ちなのかもしれない。

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