保険は必須、軍手NG、お土産で復興支援…災害ボランティア体験ドキュメント

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集合時の朝礼で「ボランタリープラザ」所長があいさつ
集合時の朝礼で「ボランタリープラザ」所長があいさつ

 あって良かったと感じたのが「防じんマスク」。普通のもので…と思っていましたが、それだと粉じんを防げません。「弁付きタイプ」なら楽に呼吸できて、熱射病も予防。ホコリが舞っているとゴーグルも重宝します。コンタクトレンズを使用されている方には必需品かもしれません。

 昼食、飲み物は持参します。数本のペットボトルに分けてスポーツドリンク、お茶、水を持ち込みました。凍らせると保冷剤代わりになりますが、凍ったまま飲めない方もいたので、凍ってないものも必要です。食事はおにぎり、パンなど。慣れた方は、塩こんぶ、凍らせたパイナップルなどを他の参加者の分も用意していました。熱射病の予防に効果があるそうです。

 あと、特に女性にとっての心配事項が「トイレ」や「着替え」ではないでしょうか。今回はサテライトに男女3個室ずつ簡易トイレがありました。自分が担当する場所の付近にトイレがあるとは限らないので、皆さん、用を済ませてから作業に向かっていました。

 着替えに関しては、現場到着後そのまま活動するので作業着での集合が大前提。作業後は、今回のように入浴施設に連れて行ってくれることも多いようです。また、体育館などは女性用のスペースを用意してくれていることが多く、そこで着替えが可能。そんな時は「汗ふきシート」の持参をおすすめします。ゴミは各自で持ち帰らないといけませんので、ポリ袋は多めに用意した方が良いです。

 今回は主催者から「しおり」のようなものが配られており、そこに必要なものが明記されていました。チャーターバスでの移動だったので交通費はゼロ。現地で実費負担となったのは保険加入料と入浴施設の利用料のみで、合わせて千円程度でした。

 聞くところによると、作業終了後に「ボランティア参加証」をいただいた場合、それをJRに見せることで帰りの運賃が割引される制度もあったそうです。自治体などによって扱いに差がありますので、その都度、主催者や地域のボランティアセンターなどに聞く必要があります。

 社会福祉協議会などのホームページがポータルサイトのようになっており、皆さんもそこから自分に合うボランティアが見つけられるはず。個人で考えるより、そちらの方が参加しやすいかもしれません。(ラジオ関西アナウンサー・池田奈月)

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