雨でも猛暑でも大丈夫な“ふれあい型動物園” ネコもイヌもトリも…み~んな待ってます

山本 智行 山本 智行

 季節ごとの鮮やかな花々が咲き誇る中、100種類以上の動物たちと触れ合える「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)が注目を集めている。2014年のリニューアルを機に、来場者は右肩上がりで、18年は年間入場者88万人を突破。人気の理由を確かめると、全天候型以外にもたくさんの魅力が詰まっていた。

 全天候型のテーマパーク「神戸どうぶつ王国」の場所は神戸市中央区のポートアイランド。三宮駅からポートラーナーに乗り、15分ほどの「京コンピュータ前(神戸どうぶつ王国)駅」を下車すぐで、直結といっても差し支えないほどだ。

 前身は2006年3月にオープンした神戸花鳥園。2014年に運営が変わりリニューアルされ、現在の名称となった。敷地はインサイドパークとアウトサイドパークに分かれ、それぞれ屋内が1万5000平方メートル、屋外が1万平方メートルへと拡張。鳥や動物が100種類おり、総数は600に上るという。

 珍しいヤブイヌ、コビトカバにふてぶてしい顔のハシビロコウ。園内に入ると、なかなかの雑多感、いや多様性にあふれていた。室内は「アフリカの湿地」「熱帯の森」「アジアの森」「ロッキーバレー」などに区分され、屋外部分も「カンガルーファーム」「アルパカスペース」や「ラクダライド」「ホースライド」があり、錦鯉が泳ぐスペースも。レストランやお土産売り場、トイレの他、おむつ替えルーム、授乳室など家族向けに優しい配慮が施されていた。

 一番の売りはネコやイヌなど身近な生きものから世界各国に生息する動物を間近で見て触れ合えるところ。同園の池本祥子さんも「園内は必要以上の柵や壁、檻がなく、動物との距離が近いのが特徴」と話す。実際この日、10人ほどのゼミ仲間と来園していた女子大生も「初めて来ました。たくさんの動物を近くで見られたし、何より触れられるのがいいところ」と興奮気味に話していた。

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