温泉好きカピバラの「長風呂対決」でほっこり…5つの動物園でコラボ開催、飼育担当者に聞いた

太田 浩子 太田 浩子

 2020年は、子年ということもあり、世界最大のねずみといわれるカピバラが例年以上に注目されています。「#カピバラ温泉」には、目を細めてのんびり湯船につかるカピバラの写真が投稿されて多くの人がほっこり。そんななか、国内5つの動物園対抗「第8回カピバラの長風呂対決」が1月4日におこなわれました。

 対決は「伊豆シャボテン動物公園」「長崎バイオパーク」「埼玉県こども動物自然公園」「那須どうぶつ王国」「いしかわ動物園」のカピバラ代表選手が、湯船につかってから出るまでの時間を競うもの。競うといっても、カピバラたちはいたってマイペース。4日は気温が高かったこともあって、スタートしてから30分以上お風呂に入らなかったり、入ったと思ったらあっさり出てしまったりと、見守る来場者や飼育担当者のほうがハラハラ。SNSには各園の速報が流れ、「やっと入ったー!」「平和だぁw」「対決が深夜まで及ぼうとも応援するつもりです」「がんばれ!」という応援ツイートが、続々と投稿されました。

 2020年の長風呂対決を制したのは、記録3時間2分55秒の「那須どうぶつ王国」コゴミちゃん。2位の記録をはるかに引き離し、長風呂にもほどがあります(笑)。2位は58分4秒の「長崎バイオパーク」青葉ちゃん、3位は「伊豆シャボテン動物公園」こんぶくん、4位は「埼玉県こども動物自然公園」セリナちゃん、5位は「いしかわ動物園」リンちゃんという結果になりました。まずは、優勝した「那須どうぶつ王国」の担当者さんに聞きました。

 ──優勝おめでとうございます! 当日のコゴミちゃんの様子はどうでしたか?

 露天風呂に入るまでが少し時間がかかってしまいましたが、なんとか入ってくれました。入って30分くらいは周りを気にしていたので、いつお風呂から出てしまうかと心配でしたが、だんだんと目がまったりしてきたのが確認できたので少し安心しました。ほかのカピバラがなぜかお風呂には入ろうとしなかったのも勝因だと思います。お風呂に入ってから出るまで、コゴミの貸し切り状態でした。最後は別のカピバラがお風呂に入りに来て、それに驚いたのか湯船から出て終了となりました。

 ──1時間を超えた園がないなかで、大差をつけての優勝です! ご感想は?

 率直にうれしいです。前日にコゴミがお風呂に入っていた時間が10分程度で、正直優勝は厳しいかと思っていたのでなおさらです。那須どうぶつ王国としては昨年に続き優勝し連覇を達成できたので、次回は3連覇を目指します!

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