2014年10月から元町映画館で働く宮本さんだが、「基本的にはシネコンで上映されるような大作が好き」な青年。「あみこ」の劇中の台詞に倣うなら、「あんな男、大衆文化じゃん」と言われてもおかしくない側の人間だ。
「でもこの映画は刺さった。これは『カメ止め』同様、今このタイミングで見逃したら絶対にダメなヤツです。関西でも盛り上げないと!」
この熱意、山中監督には届いているのだろうか。コメントを依頼すると、こんな熱いメッセージが返ってきた。
「『あみこ』は当時18~21歳のキャスト、スタッフだけで作った映画です。その若い感性がより共有できるであろう同世代の方に宣伝していただけるのはとても心強いです!」
12月1日から第七芸術劇場(大阪・十三)、8日から出町座(京都)、元町映画館で、いずれも1週間限定で上映。元町映画館では9日、山中監督と出演者の一人で兵庫出身の長谷川愛悠さんによる舞台あいさつがある。