小川氏は「教室外で授業が行われることは少なく、長谷川容疑者は最初からそれが分かっていて侵入したのか。あるいは、知らずに入ったら、たまたま教室内が無人だったのか。知らずに入った場合だが、もし教室で授業が行われていたら、容疑者はどのような行動をしたか?何かを考えていたのか?そこは気になります」と、侵入時の状況については「疑問が残る」とした。
捜査関係者によると、長谷川容疑者は「天皇制への不満」や「皇位継承の在り方についての批判」をしているという。思想性の有無について、小川氏は「思想犯なら、このように自分をアピールする行動ではなく直接的な行動に出ることが多い。思想犯を装った愉快犯ではないかと私はみています」と分析した。警視庁捜査1課は犯行の動機を詳しく調べていく。