衝撃スナック「まんま」シリーズ、UHA味覚糖が攻めるワケ

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 「UHA味覚糖」(本社:大阪市中央区)から発売のスナック菓子「コロッケのまんま」。見た目の斬新さと、「ほんまにコロッケのまんまやん!」な再現度の高さに、これはお菓子なのか、いや惣菜なのか・・・?と脳を錯乱させるほどの商品。

 あまりの「そのままぶり」に、口のなかに含んで復元させようとする者や、うどんやそばに入れてみたという者が現れ、ネットでは大盛り上がり。グミやキャンディで有名な「UHA味覚糖」が、なんでこんな攻めたスナック菓子を作ったのか? スナック菓子開発リーダーの佐藤喜哉さんに話を聞いてきました。

 ──「コロッケのまんま」はどういうきっかけで生まれたんですか?

 スナック菓子市場の近年の傾向として、お菓子を食事代わりに食べる方が増えてきてますよね。それならば、いっそ食事として食べられるところまで持って行ったほうがおもしろいんじゃないの?という話になりまして、そこからです。

 ──確かに、仕事が忙しいときにご飯を食べる時間はないけど、お菓子だったら食べられるってこと、多いですもんね。それにデスクで実際のコロッケは食べづらいけど、これだったら食べられそう(笑)。

 コロッケってそんなに日が持たないじゃないですか、食べたいときに買いに行かないといけないですけど、これだったら置いておいて、ちょっと食べたいなってときに食べられる手軽さがある。そこはやっぱり実際の食事ではできない、スナックならではかなと。

 ──場所・時間問わずにコロッケが食べられるってすごいですよね。コロッケを選んだ理由はそういう元々持つ手軽さですか?

 それもありますし、ポテトチップスもそうですけど、じゃがいもってリピート性があるものだと思うんですよね。老若男女が好きでしょ。

 ──見た目ももちろんですけど、食べたときの衝撃が。「コロッケそのまんまやん!」っていう。1粒食べたあとの、満足感というか残り香がほんとにコロッケでした。この再現度、大変だっただろうなと思いますが。

 サクサク感を出すのがなかなか難しかったですね。カチカチになってしまったり、すごく油っぽくなってしまったり。食感は実際のコロッケにより近づけたほうがいいのか、そのリアル感が難しくて。これやったら実際のコロッケ食べたほうがいいわってなる人もいますし、この食感やからスナック菓子と割り切れて好きっていう人もいますし・・・どっちに寄せるかは我々のこれからの課題ではありますね。

 ──確かに。発売してから反響はいかがですか?

 まずはびっくりしたっていうのが一番多いですよね(笑)。お菓子のコーナーになんでコロッケやねん!って話題にしてくださって。パッケージはそれを意図して作ったらしいです。

 ──「クックドゥ」とか中華合わせ調味料と並んでいても違和感ないと思います(笑)。スナック菓子のコーナーに並んでるから認識しますけど、お菓子とは思えないですよね、パッと見は。

 うちの会社としても、おかず系の商品ってほとんどないので、パッケージにこういったシズル感を出したものは作ったことがなくて。どういう風にしたら美味しそうに見えるかなと、そういった惣菜系のパッケージをいろいろ研究させていただきました。

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