開店から半世紀…1串50円から神戸のホルモン店が地域のコミュニティに

北村 泰介 北村 泰介
「中畑商店」を切り盛りして51年になる中畑安弘さん(左)と妻・勝代さん=神戸市内
「中畑商店」を切り盛りして51年になる中畑安弘さん(左)と妻・勝代さん=神戸市内

 時代の節目、昭和から平成の半世紀に渡って店を営む安弘さんに後継者について聞いた。「やりたいと言うてくれる人がいて、それがはっきりするまでやっていこうかなと。この場所でやるんやったら、お客さんも付いてるしね」。ただ、簡単な仕事ではないという。「(店を)したいと言うてくれる人は、ようけ(たくさん)おるんやけど、思った以上に手間がかかるからね。見た目は楽しそうでも、実際、辛抱強ないと、なかなかね」

 毎朝8時から仕込む。ホルモン、肉とネギを串に刺す。「お客さんがいつ来られてもすぐ対応できるように、常に200~300本くらいは余分に置いてます」。最後に質問した。1日に何本、串を差すのですか。「そやね、400~500本くらいかな。それが毎日やからね」。月に1万本以上、中畑夫妻の手から生まれている。(デイリースポーツ・北村泰介)

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