はみ出るカルビ、はみ出すぎ問題 「大阪焼肉・ホルモンふたご」が大阪に初の新店

黒川 裕生 黒川 裕生

 大阪・鶴橋生まれの双子の兄弟、李純哲(リ・スンチョル)さんと純峯(スンボン)さんが経営する焼肉店「大阪焼肉・ホルモンふたご」の西中島南方店が25日、オープンする。大阪の飾らない焼肉文化(卓上コンロとパイプ椅子)を全国に広めようと、東京を拠点に店舗数を拡大してきた李兄弟。2010年に東京・五反田に1号店を構えて以来、満を持しての大阪初出店で、故郷に錦を飾る。

 「せーの、よいしょー!!!」

 24日夜。開店を控えて活気づく店内に、ひときわ大きな声が響いた。卓上コンロに収まらないサイズが目を引く「黒毛和牛のはみ出るカルビ」を提供するときの掛け声だ。そしてあちこちから沸き起こる拍手。パーティーでしょうか? いいえ、普通の焼肉です。

 純哲さんと純峯さんは、4人兄弟の末っ子の双子。「親孝行したい」という一念で、9年前、「おかん」が経営していた小さいながらも活気あふれる焼肉店の味と雰囲気を受け継ぐ店を開いた。「ワクワク」をモットーに、巨大なカルビやハラミなどの個性豊かなメニューとエンターテインメント性の高いサービスで人気を集め、関東圏のほか、静岡や愛知、福岡、海外にも多数の店舗を展開している。

 店はこのたび、ついに東京からはみ出て2人のルーツである大阪へ。「焼肉はご褒美食ではなく日常食」などのコンセプトはそのままに、味と鮮度には絶対的な自信を持つ肉・ホルモンをはじめ、おかんのレシピを再現したという自家製テールスープ、酒飲みにはたまらない野沢菜の「半殺しキムチ」など、東京で人気を博してきたメニューを提供する。

 オープンを記念して、5月1~5日にはシークレットイベントを開催。さらに、5月13、14、15日の3日間はドリンクを全品無料とする(席は90分制)。このほか、リピーターになればさまざまな特典も。6月には大阪・京橋にも出店予定で、李兄弟は「これからは関西に『ふたご』を広めていきたい」と意気込んでいる。

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