中国人俳優のDV被害女性が告白!なぜ通報できなかったのか?

小川 泰平 小川 泰平
被害女性が20日にインスタグラムで公開した顔面や腕、手のあざ(小川泰平氏提供)
被害女性が20日にインスタグラムで公開した顔面や腕、手のあざ(小川泰平氏提供)

 小川氏は被害女性への取材を通して「彼女は自分のスマートフォンに入っていた家族や友人の電話番号などの情報をすべて蒋容疑者に消されていた。夜、寝ている時も、彼女が110番しないように、彼がスマホを持って寝ていたそうです。なぜ、もっと早く警察に通報しないのかと思われる人もいるでしょうが、ほぼ24時間一緒で監視されていた。警察に助けを求めようと110番しようとすると、その倍くらいやられて110番する勇気が出てこないと言っていました」と説明した。

 また被害女性から、警察に提出された診断書の写しを見せられたが、全治1カ月半程度と記載されていた。当時の被害部位の写真を見せられた小川氏は「ここまでひどいのは見たことがない。(10月12日に)110番した時も、あまりのひどさに警察官も驚き、救急車を呼んだそうです」と明かした。

 被害女性は今回の傷害事件以外にも日常的に暴行を受けており、「別の診断書も提出している。髪の毛を20センチくらい切られたこともあり、夜寝ていると、夢の中で私が悪いことをしたといきなり殴られたこともある。室内で小型犬を飼っていたが、その小型犬にも投げつけたり踏みつけたりの暴力があった」と打ち明けた。

 今後の動きについて、小川氏は「容疑者は事実は認めているようですが、日常的な暴力も含め事案の究明が必要であり、この1カ月半逃走していたことについても捜査が及ぶ」と指摘した。

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