だれでも簡単に売り買いがスマホで楽しめるフリマアプリ。これまでは、20〜30代の利用を中心に市場が拡大してきたが、近年の「メルカリ」では、60代以上の利用者が増加している。3月にヘビーユーザー同士の情報交換を狙い、座談会「メルカリサロン」が大阪市内でおこなわれた。
出席者は女性が15名、男性が5名。なかには、3年間で600件以上の取り引きをこなす70代の女性も。「仕事以外のほとんどの時間、スマホをさわっています」と言い、売り買いはヤフオクからスタートしたが「アプリの方が簡単なので、今はこちらに専念しています」と話す。
定年退職後、メルカリを始めて1年という男性は「商社にいたので、世界を股にかけて商売をしようとネットの世界に飛び込みました」と語った。「ゴルフが好きで、よく飛ぶ打法のマニュアルや器具を自分で製作し、販売しています」。2400円の商品だが、月に15個ほど売れるという。また、茶道具商を営み、独学で表装の心得もある男性は、「1カ月ほど前にデビューしました。掛け軸を作って販売しています」と話す。
女性の参加者は、今までに買い集めたこだわりの品や、手に入れた過程で自分なりのストーリーを持つ物を出品する人が多く、この価値をわかってもらえる人に買ってもらいたいと口をそろえて言う。「自分が付けた値段で売れるかどうか、ワクワクドキドキすることで、老化防止になる」(72歳)とも。また、売り買いに関する問い合わせや、商談を進めるためのやりとりがチャットで簡単にでき、女性にとってはこちらも楽しみのひとつに。「ハワイで着るためのドレスを買ってくださった方に、羽織るものもプレゼントしてあげたら、喜んでいただいて・・・。現地に行ったときに役立つお店の情報交換などもできて、楽しいです」(65歳)と語る。一方、男性は自分の趣味や特技を活かした商品や作品を作って販売することで、売り買いに加え「作る」楽しみも得られるようだ。
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