プロ野球のオリックスがスタートさせた球団公式インスタグラム連動企画「Happy Friday」が注目を集めている。金曜の夜は“京セラドーム大阪で盛り上がろう”をテーマに、フォロワーに様々な特典がつくこの企画。プレミアムフライデー、スーパーフライデー、ブラックフライデーなどなど…いろんなフライデーがある中で「ハッピーフライデー」は定着するのか!?
インスタ映えスポット
新企画初日となった5日の楽天戦は、今季7戦目にして待望の初勝利。いきなりの“効果”に胸をなでおろすスタッフの中に、球団イベント運営グループの田岡佑香さん(28)がいた。全社員を対象にした公募でお墨付きをもらった今回の企画。提案した張本人だ。
「若い人、野球が分からない人にも抵抗なく球場に足を運んでもらえるように、と考えました。金曜日に特化し、この日は気軽に、お得に野球観戦できるようにと。同年代の友達の意見を参考にしたりもしました。とにかく、金曜の夜は友達や家族を誘って、思い切り盛り上がりましょう、というのがテーマです」
まず取り組んだのが球場内に「インスタ映えスポット」を設置することだった。野球愛をイメージし、ピンクを基調としたものと、超攻撃型をイメージし、チームカラーのブルーをモチーフにしたものを球場通路の壁に描いた。デザインしたのは台湾や香港、ニューヨークなどでも高評価されている女性アーティストのSilSilさんだそう。
さらに、もうひとつ編み出したのが当日限定、選手おすすめ「インスタ映えフード」の販売だ。これは見た目がかわいい食べ物や、名物をアレンジした商品。山岡泰輔投手の「もぉ~お牛パフェ」(650円)、福田周平選手の「トリボー頂盛り」(900円)、山本由伸投手の「からあげドーム盛り」(900円)、吉田正尚選手の「いてまえHappyエビフライドッグ」(1000円)、安達了一選手の「タピオカミルティーンズドーナッツ」(600円)の5品からなり、1日各100食を販売する。