来年の大河に登場!伝説のランナーは超有名看板の2代目モデルだった

國松 珠実 國松 珠実
金栗四三がストックホルム五輪で着用したユニフォーム(レプリカ)
金栗四三がストックホルム五輪で着用したユニフォーム(レプリカ)

 金栗四三(かなくりしそう)をご存知だろうか。彼は、日本人で初めて五輪出場を果たしたマラソンランナーである。1912年のストックホルム大会(スウェーデン)のほか、1920年のアントワープ大会(ベルギー)、1924年のパリ大会(フランス)にも出場している。現在の箱根駅伝の創設にも尽力し、日本人選手を育成し世界に送り出した功績を認められ、スポーツマンとして初の紫綬褒章を受賞。「日本マラソンの父」として称えられた。また、日本の女子にもスポーツ教育が必要と、女子スポーツの振興にも取り組んだ。2019年1月放送開始予定のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(金栗四三役は中村勘九郎)で、彼の活躍が見られるのが楽しみだ。

それだけではない。この金栗四三という人物、大阪の「あの看板のモデル」といえば知らない人はいないのでは。

 江崎グリコで有名なキャラクターといえば「ゴールインマーク」。大阪の道頓堀にあるゴールインマークをバックに記念撮影をした人もいるのではないだろうか。現在は7代目だが、あの2代目のモデルの一人が金栗四三とされる。また、彼の言葉「体力、気力、努力」の「体力」には、心身の健康という意味が込められており、それは江崎グリコの創業者江崎利一(えざきりいち)が提唱する「日本国民の健康と体力向上」と合致するものだった。

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