なぜベートーベンの生家の壁石が日本に?新国立劇場で保管の理由

ベートーベンの生家の壁の石。新国立劇場に保管されているが、原則的に一般公開されていない
ベートーベンの生家の壁の石。新国立劇場に保管されているが、原則的に一般公開されていない

 原則非公開だが、折に触れて一般公開されることもある。最近では今年5月、開場20周年でオペラ「フィデリオ」が上演されたときだった。劇場広報によると、このときに「情報センターで展示しました」という。ベートーベン唯一のオペラといわれる同作品は、彼の理想主義を反映しており、愛や自由をたたえた渾身の傑作として知られている。

 新国立劇場は「オペラを始めとして、バレエ、ダンス、演劇といった現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場」であり、オペラ、バレエ、演劇も3研修所を備え、現代舞台芸術に関わる人の人材育成をも行っている。なお、今後の同劇場でのオペラ公演では来年2月に予定される「紫苑物語」が話題。この作品は新国立劇場から世界に放たれる新作として、各方面から注目されている画期的なオペラなのだという。(デイリースポーツ特約記者・二階堂ケン)

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