地面師事件カミンスカス容疑者 身柄拘束の背景にあったものとは?

小川 泰平 小川 泰平
積水ハウスが購入代金をだまし取られた東京都品川区の土地(提供・共同通信社)
積水ハウスが購入代金をだまし取られた東京都品川区の土地(提供・共同通信社)

 積水ハウスが都内にある旅館跡地の土地取引を巡って「地面師」グループに約55億円をだまし取られた事件で、主犯格で国際手配中のカミンスカス操容疑者(59)がフィリピン入国管理局に身柄を拘束されたことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が、同容疑者が置かれていた状況を分析した。

 小川氏は「捜査関係者からの情報」として、「カミンスカス容疑者は日本大使館に出頭したが、そこで説得されて、後から入管に出頭し、不法滞在で身柄を確保されたということです」と経緯を説明した。

 犯行後は羽振りの良かった同容疑者だったが、逃亡先の海外では金に困っていたようだ。

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