君はウナシーを見たか…半端ないゆるさで10年たっても衝撃 しかも活用には細かい決まり

川上 隆宏 川上 隆宏

 「ウナシー」ってみなさんご存じですか?10年前につくられた神奈川・横浜市戸塚区のマスコットキャラクターですが、一度見たら忘れられない衝撃的な造形で、今も話題を集めています。とにかく写真を見てください!太さが均一でない輪郭線に、不揃いな間隔の足、そして不定形な体中を覆う色とりどりの斑点…。まるで「子どもの落書き」というか、半端ない「ゆるさ」じゃありませんか!?このキャラの不思議はそれだけではありません。チラシやポスターにつかったり、デザインを活用した商品をつくろうとすると、規約が厳しすぎるとも言われているのです。ちなみにウナシーの着ぐるみは、イラストとちょっと違う雰囲気だったりするんですけどね…。議論を呼ぶウナシーのデザインについて、戸塚区役所の担当者の方に聞きました。

  ◇  ◇

 -ウナシーですが、本当に不思議な形状ですね。

 「ウナシーは戸塚区政70周年を記念して、2009年に作成されたキャラクターです。戸塚区に多いウシと名産品の『浜なし』をモチーフにデザインされた、『心優しい、のんびりやの牛』です。キャラクターを公募したときに最優秀賞をとったのが、小学生の女の子が描いたイラストでした。そのイラストを忠実に再現するとともに、横浜市出身の画家・ミヤケマイさんがデザイン化しています」

 -デザイン化、といいますが、どこをどうデザインしたのでしょう。

 「イラストを加工するというより、いろいろな場所で使いやすくするための作業をしていただいたといったほうがよいですね。小学生が描いた絵は、横向きで4本足で立つ基本ポーズだけだったのですが、作家さんの手によって、立ったり、おじきさせたりするポーズを7つ増やしてもらっています」

 -ほかのポーズも子どものイラスト的な雰囲気ですよね。困ったり注意しているときに、まゆ毛が出てくるのもかわいいですね。

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