例外は8日から同所で限定発売中の「生ブラックサンダーエレガント」。内藤さんは「『義理チョコの大本命』『特別な方への義理チョコ』として開発した商品で、本命にしてもいいようなクオリティーの高さです」とPRした。洋酒を使ったフルーツジュレと生チョコレートを使用。4本で1200円(税別)だが、実は赤字商品で1日100個限定のお祭り商品。“本命”でも通用しそうだ。
売り場に掲げられた漫画には「バレンタインにかこつけて…日頃は照れくさくて言えない感謝の気持ちを伝えられるのだ!」というセリフがあった。義理チョコの是非を問う街頭インタビューで「義理チョコって言わないと、好きな人にチョコ渡せない」と返答した女子高生の“義理肯定論”を思い出した。
リアルな人間関係を築かなくとも事が運ぶSNS時代。きっかけがないと素直に気持ちを伝えられない人たちも増えている。義理チョコの需要は、以前にも増して高まっているのかもしれない。