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「何とか削れない?」小4息子が差し出したチビ鉛筆 手に収まるほど短くなるまで使い続けるワケは?

山岡 もと子 山岡 もと子

「パパ、このえんぴつ、何とか削れない?」と小学4年生の息子さんが差し出してきたのは、1本の鉛筆。握ると手の中にすっぽり収まりそうなほど短くなっていました。息子さんによると、学校で行われた“モノを大切に使おう週間”から「ずっと大事に育ててた」といいます。

新しい鉛筆を使うように伝えても、息子さんは「だめ!」と譲りません。友人とどちらが最後まで使い続けられるかを競っているためです。勝負に勝つと何があるのかを聞いたところ、返ってきたのは「モノを大事に使う王になれる」との答えでした。

そんなやりとりをXにつづったのは、40代の会社員、「ぺんたぶ」(@pentabutabu)さん。投稿は410万回以上表示され、「いいね」は約2万6000件に上ります。チビ鉛筆のその後や、友人との勝負の結果について、話を聞きました。

投稿には、「男児たるもの一度は王を目指さないとな」「小学生男子特有の勝負のアレを感じる」といった、子どもたちの発想に共感するコメントが多数寄せられています。また、「それ以上に削るならカッターを使うか、粗い紙やすりなどでいけます」「補助軸を使えば1cmくらいまで使用できます」など、より短く削るためのアドバイスも集まりました。補助軸は、短くなった鉛筆に差し込んで持ち手を足す文房具です。

なかには「貧乏削り(鉛筆の両端を削ること)やと、ここまでできなくなる」と、自身のチビ鉛筆の写真を添える人も。両側を削らずに片方だけで使い続ければ「もう半分いけるよ」と、息子さんに向けてアドバイスする声もありました。

きっかけは学校のSDGs学習、気になる勝負の結果は

ぺんたぶさんの息子さんは、明るく優しい、元気いっぱいの小学4年生。モノの使い方については、大事に使っているというより「捨てるのが苦手」なタイプだといいます。

友人とどこまで短く使い切れるかを競うきっかけとなった学校の授業とは、SDGsについての勉強だったそうです。「いつもよりモノを大切に使おうね」と意識する1週間をきっかけに、子どもたちの競争が始まりました。

ぺんたぶさんによると、息子さんの鉛筆はさすがにもう削れないと判断し、「大事に息子の引き出しにしまってあります」とのこと。友人との競争は、引き分けに終わったようです。

父の声かけと、コメントに集まった力作のチビ鉛筆

握れないほど短い鉛筆を使っていた息子さんには、「大事に使うにも限度はあるからね」と声をかけたぺんたぶさん。「もう書けないじゃん…」とも伝えたといいます。

“モノを大切に使おう週間”を終えた後の変化を尋ねると、「これといって変化はなく、ただ勝負に夢中だったようですね」とのこと。

コメントでは、息子さんと同じように鉛筆が短くなるまで使い続けていたという多くの人が、チビ鉛筆の写真を投稿しました。ぺんたぶさんは、「もっとすごいチビ鉛筆の写真をたくさんいただき、驚きました」と話します。

息子さんが友人と競った「鉛筆をどこまで使い続けられるか」というチャレンジ。“モノを大切に使おう”という授業で得たヒントが、子どもたちの好奇心をかき立てたようです。いつの日か引き出しから短い鉛筆を見つけたときに、友人との思い出がよみがえるのではないでしょうか。

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