朝7時から始まるニワトリたちのピアノタイム
「頭には乗せれば、わりとみんな乗りますが、頭の上でじっとしているのはピヨとメスたちです」と語るぴあやのさん。
ニワトリたちとの日常は、まさに「普通の飼い方」のイメージを大きく覆すものです。
日中は庭で放し飼いにされ、夜は家の中のケージで眠り、早朝は外でごはんを食べます。
そして朝7時からのピアノの時間になると、窓を開けておくだけで、勝手にみんなが入ってくるのだそう。
「ピアノの時間が終わったら、またみんな外に出ます。犬や猫と暮らすように、ニワトリと暮らしています。ピアノを楽しむほか、海に行ったり、自転車に乗ったり、耳かきしたり。お出迎えをしてくれるのも、たまらなくかわいいです。今まで自分がイメージしていた飼育小屋の中のニワトリとは、大きく違うなぁという印象です」
「心も身体も軽くなった」 移住後の温かな時間
「窓を開けてピアノを弾きたい」と横浜から喜界島に移住したぴあやのさんですが、ニワトリたちと暮らすようになったのは、移住から半年後のこと。
島の方から有精卵をいただいたのをきっかけに、孵卵器で温めてみたことから、にぎやかなニワトリライフが始まりました。
移住前との変化について、「一番は、心も身体も軽くなった感じがします(笑)。都会も楽しかったですが、私には自然の中で、動物と自然と音楽を調和させながら過ごすのがとても合っているみたいです」と明かします。
以前にもあげたことがある動画だったそうですが、再び大きな反響を呼んだことについて、「2年経ってもみんなを驚かせられるピヨのパワー、すごいなと感じました」と振り返ります。
「ブレーメンの音楽隊と言われてみてハッとしました(笑)。ロバはいないけど、島には山羊がいるから連れてこようかな…とか(笑)(やりませんが)」と、お茶目なコメントも残してくれました。
南の島を渡る穏やかな風に乗って奏でられる鍵盤の音色と、ニワトリたちの誇らしげな鳴き声が、日常の忙しなさを優しく包み込んでくれます。