「引っ越しするので部屋を片付けてるのだけど、さっきテレビ置いてる棚の裏から干からびた毛ガニがでてきた」
友人からのそんな連絡を紹介した投稿が、Xで話題を呼んでいます。投稿したのは、50歳の会社経営者、MT(TC講座運営、C&F協会の人)(@Mocherin)さん。棚の裏の毛ガニは、「MT」さんが何年か前に友人へ贈ったものだったのです。
毛ガニを贈った当時のことや、その後の友人とのやりとりについて、「MT」さんに話を聞きました。
1杯だと思っていた友人、「MT」さんの記憶では…
棚の裏から毛ガニを見つけたのは、学生時代から20年以上の付き合いがある友人。「MT」さんが毛ガニを贈ったのは「たしか4年くらい前」とのことですが、正確な時期や理由はもう覚えていないといいます。友人から連絡が来たときも、最初は贈ったこと自体を忘れていたそうです。
友人は、「MT」さんから贈られた毛ガニを1杯だけだと思っていたそうです。そこに棚の裏の1杯が加わり、「2杯だったんだね」と連絡してきました。しかし「MT」さんは、そんなはずはないだろうと記憶をたどり「たしかあの時は4杯くらい送ったはず」と思い出したのです。それを伝えると、友人は深いため息とともに「ありがとう、とりあえず片付け頑張るよ」と答えたといいます。
「MT」さんの記憶どおりなら、贈った毛ガニは4杯。友人が知っていた1杯と、棚の裏で見つかった1杯のほかに、まだ2杯足りません。
その後、「MT」さんが友人に「君の話がバズったよ」と連絡すると、「実は1杯は奥さんが一人で食べてた…」と明かされました。2人の間では「まあ、それなら良かったね」という程度のやりとりだったそうです。
残る1杯について、2人は「あと1杯はどうしちゃったんだろうね」と話したものの、今のところ行方は分かっていません。
投稿の最後のひと言、背景には自宅での“脱走”経験
投稿には、「繁殖してさらに増えている可能性が」「カニさんの無事の脱出と生存を祈ってます」など、行方の分からない毛ガニに思いをめぐらせる声が寄せられました。残りの1杯をめぐっては、「たった四杯で夜も眠れず…」というコメントも。黒船来航を風刺したとされる狂歌「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も寝られず」をもじったもので、お茶の銘柄「上喜撰」と「蒸気船」、茶4杯と黒船4隻を掛けた歌です。これには「MT」さんも「黒船来襲かよ!w」と返していました。
投稿の最後に添えられた「カニは割と逃げる」というひと言。「MT」さんによると、特に深い意味はなかったといいます。「MT」さんの家では、本人も子どもも生き物好き。これまでサワガニやザリガニなどを飼ってきましたが、何度か脱走されたことがあるそうです。
「実は自宅でも以前、食べるために毛ガニを一時的に置いていたことがあるのですが、その時にも脱走されたことがあります」と「MT」さん。幸い、そのときは無事に見つけられました。カニが意外とよく逃げることは、経験から知っていたのです。
引っ越しの片付け中に発覚した、数年前の毛ガニをめぐる思わぬ出来事。残る1杯は、無事に逃げおおせたのでしょうか。