「お手伝いを必要とされるお客さまが多い場合は…」
「ジェットスター・ジャパンでは『自分で収納できない荷物は持ち込めない』という規定はございません。
お客様ご自身で頭上のロッカーへのご収納、お取り出しをお願いしておりますが、ご自身での収納が難しい場合やサポートが必要な場合は、キャビンクルー(客室乗務員、CAと同じ)にお声がけください。状況に合わせてお手伝いいたします」
広報担当者によると、あくまでも「お願い」ベースなのだそうです。
「お手荷物の機内への持ち込み可否を判断する条件として設けてはおりません。お客さまには、ご自身でお手荷物を頭上のロッカーに収納していただくようお願いしておりますが、収納できない場合でも搭乗をお断りするようなことはございません」
では、なぜ「お願い」しているのか…その理由は「定期航空協会」のプレスリリース同様、「定時運航および安全確保のため」です。もしも、自分で荷物を収納しない乗客が増えるとどういった問題が考えられるのでしょうか。
「お客さまの搭乗時もキャビンクルーは出発に備えた作業を行っております。収納のお手伝いを必要とされるお客さまが多い場合、作業が中断され、定時での出発に影響する可能性があります」
つまりキャビンクルーが荷物のお手伝いをするためには作業を止めて、通路を移動する時間が必要に。その間は荷物が通路におかれている、座らないままで待っている人もいるなど、奥へと向かう人の妨げにも。そのため、スムーズな着席が難しくなることも。
さらには、安全面に関しても影響がありえます。
「キャビンクルーへの身体的負担が増加する恐れもあり、安全確認や機内の保安業務に影響を及ぼす可能性もあります。加えて、お客さまご自身で安全に持ち上げて収納できない重さや大きさのお手荷物を無理に収納しようとすると、怪我や、お手荷物の落下による周囲のお客さまへの危険につながる可能性があります」
ただ、強制力がない「お願い」であれば、「荷物を持ち上げてほしい」「自分でやるのは嫌だ」という乗客が増えてしまう心配も。筆者の懸念に対し、ジェットスターは次のように語りました。
「お客様のお気持ちもわかりますし、出発前のお客様とキャビンクルーが安全でなくなる要素を増やしてもいけないので、いろいろ議論してベストな形を作っていかなくてはと思っています」
「乗客側のモラルが問われるように」
今回の投稿に対するコメントから「持ち込み手荷物は自分で収納する」という新しいルールができたと思ってしまった田中さん。今回の取材内容の通り、あくまでも荷物の収納については「お願い」であることを伝えて、改めてお話を聞きました。
「今回の件で、ジェットスターさんだけでなく、大手の航空会社も基本は手荷物はご自身でというお願いを、乗客は理解しておかなければならないと思いました。
状況に応じてお手伝いしてくださるというのは、とてもありがたいことだとは思いますが、乗客側のモラルが問われると思うので、今後もCAさんたちの負担が減るかというと難しいのではないか…」
難しいと感じた理由を、子どもの小学校で起こった出来事から説明してくれました。
「例えば『ご遠慮ください』をどう受け取るかというのも個人で違いますよね。私は『禁止』ととりますが、控えめなら大丈夫と思う方も一定数いらっしゃるみたいです。
うちの小学校でも『参観日は撮影はご遠慮ください』と毎回通知がきていますが、毎回何人かの保護者は自分の子の番になるとこっそり撮影していたりします。
『お願い』も同じようなやんわりしたニュアンスなので、『禁止』など強い言葉にしない限り、CAさんには申し訳ないですが、今後も同じような状況は続くのかなと思います」
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ジェットスター・ジャパンでは、基本的にキャリーケースなどの手荷物1個とハンドバッグなどの手回り品1個の計2個、合計7キロを機内に持ち込むことができます。手荷物のサイズは高さ56センチ、幅36センチ、奥行23センチまで、手回り品は、座席の下のスペースに収まるサイズまでです。しかし、手荷物の総重量を拡大できるオプションもあります。
「『プラス7kg』オプションをご購入いただくと、合計14キロまでお持ち込みいただけます。ただし、安全上の理由により、お手荷物1個あたりの重量は10キロまでとさせていただいております。『プラス7kg』は、販売数に限りがあり、先着順での受付となります」
また、成田空港の場合は、搭乗の際に階段を利用することから、大きな手荷物は航空会社に預けておくと、安全かつスムーズに搭乗できるとのこと。
「受託手荷物(貨物室で輸送する荷物)は予約時に購入するのが一番おトクです。さらに、受託手荷物(許容量は搭乗者1名あたり20キロ)と座席指定(スタンダードまたはアップフロント・シートの座席指定)などがセットになったオプションセット運賃『More』がおすすめです」
助けが必要な人に対してはサポートは不可欠ですが、荷物が重いなどの理由から自分で収納するのが難しそうな場合は、スムーズな運航のためにも、予約時点で預けるかどうかを検討してはいかがでしょうか。
■ジェットスター公式ホームページ「お手荷物 事前に追加しておけば、空港でのお手続きがスムーズ ジェットスター」https://www.jetstar.com/jp/ja/flights/baggage?pid=menu:baggage
■ジェットスター公式ホームページ「運賃ガイド・規則 ジェットスター」https://www.jetstar.com/jp/ja/help/fare-rules?pid=menu:fare-rules
■ジェットスター公式Xアカウント https://x.com/Jetstar_Japan
■ジェットスターマガジン 旅行•グルメ掲載店ガイドInstagram公式アカウント(jetstarmagproject)https://www.instagram.com/jetstarmagproject/
■定期航空協会 プレスリリース「機内持ち込み手荷物に関するお願い」 https://teikokyo.gr.jp/pressrelease/1618/