「大量のフルーツサンドを作って親戚を迎え撃つ」。そんな言葉とともに、ズラリと並んだフルーツサンドの写真がXに投稿されました。ところがその1時間後、同じ投稿者から「食べ盛りの子ども7人の前では無力だった」というポストが続きます。
お盆シーズンの8月15日に投稿されたのは、華やかなフルーツサンドの写真です。均等に切られたフルーツとたっぷりのクリーム。まるで店に並んでいるかのような仕上がりでした。
この一連のポストには「7人いたらこれはマッハですわ」「次は正月に備えての部隊再編ですね!」など、さまざまな声が寄せられました。「魔法みたいにキレイ!」「まるでお店で買ったような美しさ」「こんな人が親戚にいる子どもが羨ましすぎる」と、完成度に驚く反応も多数見られます。
投稿したのは、東北在住の「小遣い制のなぎペタ」(@nagipetan)さん。当日の様子を聞きました。
使った果物はイチジク、キウイ、バナナの3種類。8枚切りのパン2斤分を使い、合計16個を作りました。調理時間は1時間もかからなかったそうです。
「出した瞬間、『わぁ!』っとキラキラした目で大人も子どもも見ていました。ほんと“出したら無くなる”といった感じで…。高校生なんて、ひと口で食べていました」
集まった子どもは年少から高校生まで7人。出前のすしのほか、とんかつ、唐揚げ、フライドポテト、水餃子、炊き込みご飯、おにぎり、ポテトサラダといった母親の手料理が、大きなテーブルを2台並べても乗り切らないほど並んだといいます。
「出された料理は母の定番得意料理でおなじみなのです。そこに、私と姉で1品か2品をいつも持ち寄っています」
お盆にフルーツサンドを作ろうと思ったのは、たまにしか会えない甥と姪のためでした。
「おいしいものを食べさせてあげたくて。実家に滞在中は作れる物も限られるので簡単なフルーツサンドにしました」
使ったイチジクは、父が庭で大事に育てたものだそうです。
「本当は母と一緒に作りたかった」始まりは1人の型抜きクッキー
自身が作ったおいしそうなケーキや料理の写真を数多くXに投稿している「小遣い制のなぎペタ」さん。料理をするようになったのは、小学生のころでした。きっかけは、1人で型抜きクッキーを作ったことです。
「本当は母と一緒に作りたかったのですが、3姉妹の末子である私の手が離れると働きに出るようになり、寂しさを紛らわすためにお菓子作りをしました。作ったお菓子を家族が喜んで食べてくれるのもうれしくて、上手にできると皆の帰りが待ち遠しかった記憶があります」
反響については、こう受け止めています。「“おいしそうで足りない”というご意見をいただいてうれしかったです。実際足りなかったのでお正月の集まりではもっとたくさん作りたいと思います。イチジクに興味を持ってくださった方も多く、おいしいのでこれを機にいろいろな方が食べてくれたらいいなと感じました」
家族の喜ぶ顔が見たくてお菓子を作っていた小学生のころから、その想いは変わっていないようです。