夫が飲みに出かけた夜、「夫が飲みに行ってしまい、寂しくてサラダぐらいしか喉を通りません……」と、自宅で自分だけのために作ったディナーの写真と共に投稿されたThreadsが話題を集めています。
テキストだけ読むと“しょんぼり”な夜ごはんのようですが、写真に写っていたのは、色鮮やかなサラダとフェンネルのパスタ、そしてお気に入りの白ワインボトル。「寂しい」と言いつつ、実は自分のためのご褒美ディナーを満喫している―― そんなギャップが、多くの人の心をくすぐりました。
投稿したのは、都内の飲食店やワインを紹介するアカウント「パパイヤの東京飯」(@papaya_tokyodate)さん。ユーモラスな“ひとりディナー”の投稿は、多くのユーザーの共感を集めています。
「最近、『夫がいない日に自分のための豪華なご飯を楽しむ』という投稿を見て、私もタイミングがあったら真似してみたいと思っていました」と話すパパイヤの東京飯さん。普段から料理はしているものの、「夫がいない時こそ、自分のためにおしゃれなご飯を頑張れる」と考え、この日もそんな気分でキッチンに立ったといいます。
「夫があまりワインを飲まないので、ワインを開けるのは自分の楽しみなんです。金曜日や週末はゆっくり飲みたい気分なので、贅沢にボトルを開けて一人で飲むのが楽しみです」
この日の献立は、サラダとフェンネルを使ったジェノベーゼ。前日にスーパーで、ほんのり甘い香りがするセリ科のハーブ野菜・フェンネルを見つけて、「これで何か作ろう」と思い立ったそうです。
「外食が好きで、よく食べに行ったお店のメニューを参考にアレンジしています。今回はフェンネルを使ってみたくて、どうなるんだろうと思いながら作りました。少し青っぽい香りになりましたが、まあまあ美味しかったです」
普段からワインにもこだわりがあるというパパイヤの東京飯さん。その日はたまたま家にあった、手ごろな価格帯で楽しめるコノスルのワインを開けたそう。
「ゲヴェルツトラミネールとシャルドネを常備していて、どちらも800円〜1200円くらいで買えるシリーズです。サラダもあったので、コノスルのゲヴェルツトラミネールにしました。野菜ベースの料理とすごく合って美味しかったです」
普段、夫と一緒に食卓を囲むときも、献立はお酒に合わせることがほとんど。いつも軽く晩酌をしながら、鍋や和食、洋食などのご飯を楽しんでいるといいます。
この日の豪華ディナーに対する夫の反応についてお聞きしたところ、「実物は私が食べ尽くしたので、写真でしか見せていないですが、『よかったね』と言われました(笑)」と笑うパパイヤの東京飯さん。
投稿後には思いがけず多くの反響があり、「わかる〜」「寂しくてお酒進んじゃいますよね」「誰もいない時に限ってめちゃくちゃうまいもの作っちゃう」といった共感の声のほか、レシピや食材についての質問も寄せられたそうです。
「『珍しい組み合わせですね』とフェンネルに反応する方が多かったです。あと、コノスルのゲヴェルツトラミネールが好きな方も多くて、嬉しかったです」
最後に、自分のためだけにご飯を作るうえで意識していることや、一人ご飯の時間を充実させる秘訣をお聞きしました。
「普段とのご飯の一番の違いは、スパイスとかちょっと手間暇かかるものを使うこと。ピンクペッパーを使ってみたり、チーズも削ってみたり、あまり普段時間をかけたり手間をかけて作れないようなものを使うと、より贅沢している感じがして美味しいかなと思います」