気まぐれでマイペース、かつてのあだ名は「破壊神」
SNSでは「名犬・おすし号」として親しまれているおすしちゃん。普段はどんな性格なのでしょうか。
「他のシーズーの飼い主さんが感じていることと共通点が多いかと思いますが、気まぐれでマイペースです。犬よりも猫に近いと思うこともあります。飼い主にべったりでもなく、完全に離れているわけでもなく、言うことは基本的に聞きません」
気が乗らないときにはゴロゴロしている一方、突然スイッチが入ったように活発になることも。現在のように意思疎通ができるようになったのは、クリッカートレーニングを取り入れてからだといいます。
「それまでは突然暴れ出して、いろいろといたずらをするので、『破壊神』というあだ名がついていました。非常におすしらしいと思うのは、おやつがないと絶対にトレーニングをしないことです」
そんなマイペースなところもまた、「おすしちゃんらしさ」のようです。
「互いを大切にしながら生きていることが伝われば」
おすしちゃんの日常を発信するSNSには、多くの人が注目しています。飼い主さんは、見守ってくれる人たちへの思いをこう話します。
「これほど多くの方にご覧いただき、また応援していただいていることを大変ありがたく思っています。日常の様子を投稿しているだけなのですが、心に響く要素があるとしたら、トレーニングする姿を通して、信頼や友情、愛情、そしてお互いに意思疎通をしようと努力する気持ちが感じられるからではないでしょうか」
また、おすしちゃんは日々を楽しくしてくれるだけでなく、飼い主さんがライフワークとして取り組む武道や相馬野馬追(国指定重要文化財)、引退競走馬支援活動のほか、料理や旅などについてSNSで発信する際にも、大きな力になっているといいます。
そこには、「名犬おすし号」という呼び名への思いも込められています。
「芸ができる犬や賢い犬はほかにもたくさんいますが、SNSの動画を通して世の中にいろいろと貢献できていることが、『名犬おすし号』と呼べるゆえんだと思います。我々が家族として互いを必要とし、互いを大切にしながら生きていることが伝わり、ちょっと温かい気持ちになってもらえたらうれしく思います」
思わず笑みがこぼれる「ガオー!」の一声。その小さな必殺技には、おすしちゃんと家族の間で日々育まれてきた、温かなやり取りが詰まっていました。