息子が高校時代に使っていたリュックを処分しようと、母親が中を確認したところ、未開封の市販のおにぎりが出てきました。ラベルを見ると、消費期限は2021年1月31日。すでに5年以上が経過していました。おにぎりは海苔も米も乾燥し、平たく形を崩していました。写真をThreadsに投稿すると1万件近い「いいね」が付き、「なかなかの呪物」「これぞタイムカプセル」といった声が寄せられています。
投稿したのは、アラフィフ主婦のdaizinayatuさん(@daizinayatu)です。息子さんの古くなったリュックを処分しようと中に手を入れたところ何かが入っていることに気づき、取り出したものを見た瞬間、思わず放り投げたといいます。
「目にした瞬間、触ってはいけないものかと思って、一度放り投げました。黒っぽい部分が一瞬、虫のように見えたんです。恐る恐るよく見たら、海苔でした」
見つかったおにぎりは、当時高校生だった息子さんがリュックを背負ってバスケットボールの練習に通っていた時期のもの。気づかれないまま、リュックの奥底でずっと眠り続けていました。写真を息子さんに送ったところ、息子さん自身も長い年月を経たおにぎりの姿に非常に驚いていたそうです。
「こんな姿になって、ずっと息子と一緒にいたのね。気づかれもせずに…って思いました(笑)」
投稿には、おにぎりの中身が現在どうなっているのかを気にするコメントも相次ぎました。しかし、おにぎりは中身を確認しないまま、すでに包装ごと処分してしまったといいます。
「中身を気にするコメントをたくさんいただいたので、なぜあのとき、捨てる前に勇気を持って開封してみなかったのかと今では少し後悔しています(笑)」と、daizinayatuさんはユーザーとのユーモラスなやり取りを振り返ります。
一方で、ラベルに記された消費期限の日付からは、笑い話だけではない当時の記憶も呼び起こされたそう。
「ちょうど私の母が亡くなった時期だったので、日付を見て少し感慨深いものがありました。このおにぎりを買ったときは母はまだ生きていたんだな、と当時の生活が思い出されました」
5年の歳月を経て見つかったおにぎりは、息子さんの学生時代だけでなく、当時の家族の歩みをも映し出す思わぬ足跡となりました。最後に、daizinayatuさんは子どもが使っていたバッグや思い出の品を整理する人へ向けて、次のように呼びかけています。
「古いバッグやリュック、ランドセルなどを処分する際は、捨てる前に中身を奥までよく見てみてほしいです。思いがけない当時の思い出の品が出てくるかもしれません(笑)」