美容室は髪の悩みを解決するプロの場所ですが、みなさんは「本当に悩んでいることほど切り出しにくい」と感じることはありますか。株式会社美通販(東京都目黒区)が、未知株式会社(大阪市北区)と共同で実施した「髪や頭皮の悩みの相談実態」に関する意識調査によると、最も相談しにくい悩みとして「薄毛・抜け毛」が挙げられました。本記事では、サロン利用客のリアルな悩みや、美容師への相談をためらう理由を深掘りします。
調査は、美容室・ヘアサロンを利用する全国の男女300人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。
調査によると、「美容室の利用頻度」は「2カ月に1回程度」(36.3%)や「3カ月に1回程度」(26.0%)など、6割以上が2〜3カ月おきに通っていることが分かりました。
しかし、「サロンでの相談頻度」を聞いたところ、最も多かったのは「必要なときだけ相談する」(29.7%)で、約3人に1人が「相談しない」(35.3%)と回答しており、多くの人が日常的にヘアサロンを利用している一方で、髪や頭皮に気になることがあっても、自分から進んで切り出しているわけではない実態が見えてきます。
「普段気になっている髪や頭皮の悩み」を聞いたところ、「白髪」(54.7%)と「くせ毛・うねり」(52.0%)に回答が集まりました。
しかし、「美容師さんに相談したいけれど、正直言い出しにくい悩み」では結果がガラリと変わります。
相談しにくい悩みとしては、「薄毛・抜け毛」(26.0%)、「似合う髪型」(23.3%)、「頭皮のにおい」(18.0%)がトップ3となり、約4人に1人が「薄毛・抜け毛」を切り出しにくいと感じていることが判明。
そこで、「相談しにくい理由」を聞いたところ、「恥ずかしいから」(40.7%)が最多となったほか、「どのタイミングで聞けばよいかわからない」「相談しても解決しなさそう」(いずれも29.0%)が挙げられました。
実際に「白髪について相談したら『傷むので染めない方がいい』と切り捨てられてしまい、それ以来相談しにくくなった」「シャンプーなどの相談をすると、サロン専売の高価な商品を勧められる流れになるのが気になる」「『希望の髪型がないとカットできない』と言われ、ハードルを感じてしまった」といった声が寄せられており、「嫌な顔をされたらどうしよう」「高い商品を売り込まれたら困る」という不安から、つい黙ってしまうことがうかがえます。
では、どんな風に聞かれたら話しやすいのでしょうか。
調査の結果、「最近、髪で気になることはありますか」(53.7%)や「今後どのような髪型にしていきたいですか」(27.0%)、「頭皮で気になることはありますか」(26.3%)などが挙がり、半数以上の人が「美容師さんのほうからかる〜く聞いてほしい!」と思っていることが判明。フランクに聞いてもらえるだけで、「実はちょっと抜け毛が…」「頭皮の乾燥が…」と本音を出しやすくなるようです。
また、「美容室で教えてもらえるとうれしいこと」については、「白髪や頭皮ケアの方法」(52.3%)、「似合う髪型の提案」(39.0%)、「自分に合うシャンプーの選び方」(36.3%)が上位に挙がりました。
ちなみに、「この美容師さん、信頼できる!」と感じるポイントとしては、「髪の状態をわかりやすく説明してくれる」(54.3%)、「無理に高いメニューや商品を勧めない」(50.7%)、「悩みを丁寧に聞いてくれる」(42.7%)などが、“押し売り感のなさ”と“親身になって聞いてくれる姿勢”であることが見てとれました。
また、「ホームケア商品を勧められた場合」についても、「価格が合えば検討したい」(50.7%)、「自分に合うものなら嬉しい」(32.0%)と前向きな人が8割を超えているので、理由をしっかり説明して提案してくれるなら大歓迎!という人が多いようです。
髪や頭皮の悩みは、プライベートなことだからこそ人に話すのが恥ずかしく感じてしまうもの。
でも、信頼できる美容師さんなら、あなたの悩みに寄り添った解決策を一緒に考えてくれるはずです。もし次のサロンで「最近気になることありますか」と聞かれたら、思い切って「実は…」と打ち明けてみることで、毎日のケアがぐっとラクになるヒントが見つかるかもしれません。