軽自動車ナンバーゆえ、高額査定期待大のN-BOX
8.リセールバリュー
・N-BOX(JF5/6系)の評価は4.0
・サクラ(B6系)の評価は3.0
※中古車相場は2026年6月調べ
【ホンダ N-BOX(JF5/6系)カスタムコーディネイトスタイル(FF)】
・中古車相場2023年式:約180~200万円
・当時の新車価格比:約87~97%
【日産サクラ(B6系)G(FF)】
・中古車相場2023年式:約130~170万円
・当時の新車価格比:約43~56%
N-BOXカスタム コーディネートスタイル(FF)の中古車相場は、当時の新車価格に対して約87~97%と高い水準を維持している。
軽スーパーハイトワゴンは人気カテゴリーのため、中古車相場が高値で推移することは珍しくない。その中でもN-BOXは特に高値傾向にあり、軽自動車販売台数トップを誇る人気車であることが相場を支えていると考えられる。
一方で、中古車価格が新車価格に近い水準まで上昇しているため、中古車ならではのお買い得感はやや薄い。価格差が小さいのであれば、新車を購入して高いリセールバリューを活かしながら乗るという選択も十分に魅力的だろう。
対する日産サクラ G(FF)の中古車相場は、2023年式で約130万~170万円となっている。当時の新車価格に対する水準は約43~56%で、大幅な価格下落が見られる。
これはサクラに限った話ではなく、BEV(バッテリー電気自動車)全般に見られる傾向だ。BEVは購入時に各種補助金の対象となるケースが多く、中古車市場では補助金を考慮した実質的な購入価格が相場形成に影響しているといわれている。そのため、リセールバリューは低めに推移する傾向がある。
こうした特徴を踏まえると、サクラを新車で購入する場合はリセールバリューの低下を考慮しておきたい。一方で、中古車購入という視点では大きなメリットがある。
高い完成度を持つ最新世代の軽BEVを、新車価格より大幅に安い価格帯で購入できるためだ。コストパフォーマンスという観点では、中古車市場におけるサクラの魅力は非常に高いといえる。
このように、リセールバリューを重視するのであれば、N-BOXが有利だ。一方で、購入時のコストパフォーマンスを重視するのであれば、中古車のサクラは非常に魅力的な選択肢となる。
実用性重視ならN-BOX、質感や走行性能ならサクラがおすすめ
▽まとめ
N-BOXと中古車サクラのどちらを選ぶべきかは、何を重視するかによって変わってくる。
N-BOXは、軽自動車販売台数トップを誇る人気モデルだ。その理由は、軽自動車に求められる実用性を高いレベルでバランスよく備えていることにある。広い室内空間や両側スライドドアによる優れた利便性、安全装備の充実度など、ファミリー層を中心に支持される要素が数多く盛り込まれている。軽自動車選びで迷ったときに、有力な選択肢となる一台といえるだろう。
一方で、人とは少し違った軽自動車を選びたいという人に注目してほしいのが、中古車市場で価格がこなれてきた軽BEVのサクラだ。
サクラは、軽自動車の枠を超えたともいえる走行性能と上質感を備えている。モーターならではの力強く滑らかな加速性能に加え、走行コストも電気を使用するため比較的低く抑えられる。
さらに、中古車価格は新車時と比べて大きく下落しており、高い完成度を持つ軽BEVを手の届きやすい価格で購入できる点も大きな魅力だ。中古車ならではの高いコストパフォーマンスを実感できるモデルといえる。
それぞれに異なる魅力があるからこそ、自身の使い方や重視したいポイントを整理したうえで選ぶことが、満足度の高いクルマ選びにつながる。