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「今の給料じゃ割に合わない」看護師の約7割が訴えるリアル 「妥当」だと思う給与はいくら?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社マイナビ(東京都千代田区)が運営する、医療機関、薬局、介護事業者向け支援メディア『マイナビ メディカルサポネット』は、このほど「看護師白書2026年版」の結果を発表しました。同白書からは、「給与が仕事の負担に見合っていない」と感じている層が7割近くにのぼり、現状の厳しさだけでなく、将来的な賃上げへの見通しが立ちにくい実態が浮き彫りとなりました。

調査は、看護師人材紹介サービス『マイナビ看護師』に登録している正看護師または准看護師資格保有者のうち一般スタッフ406人を対象として、2026年2月~3月の期間にインターネットで実施されました。

まず、「現在の仕事や職場に対する満足度」を聞いたところ、全体の37.0%が「満足している」と回答しました。

年代別で見ると、特に20代(41.3%)で満足度が高く、若手層を中心に仕事自体に対してポジティブな姿勢が見られました。

また、「職場の人間関係」については、全体の56.3%が「よい」と回答。特に30代(60.6%)や20代(56.3%)で評価が高く、現場のコミュニケーション環境は良好に保たれているケースが多いことがうかがえます。

人間関係や仕事内容に一定の評価が集まる一方で、大きな課題となっているのが「給与に対する納得感」です。

「自分の貢献や仕事の責任に対して現在の給与が見合っていますか」と尋ねたところ、66.8%が「見合っていない」と回答。特に20代(70.0%)の不満が際立つ結果となりました。

「給与に見合っていない」と感じている層に対し、「妥当だと思う給与額」を聞いたところ、「今より30%以上多い金額」(36.5%)が最多となりました。これに「20%以上」(27.3%)や「10%以上」(23.7%)を合わせると、8割以上の看護師が現状からの増額を求めていることが明らかとなりました。

また、「現在の『ゆとり』」については、「経済的なゆとりがない」(67.0%)、「精神・心理面のゆとりがない」(57.6%)、「体力・健康面のゆとりがない」(53.6%)など、「経済面」でのゆとりのなさが際立っており、「将来的な不安」としても「十分な収入を得られるか不安を感じる」(64.6%)が最多となりました。

さらに深刻なのは、今後の展望に対する冷めた見方です。

給与に対する期待感を聞いたところ、「所属する組織の給与水準向上が期待できない」(85.8%)や「看護業界全体の給与水準向上は期待できない」(86.1%)などいずれも8割を超えており、現状の給与水準に対する不満に加え、将来的に業界や自院の処遇が改善される見込みを感じづらく、先行きを見通せない現状が浮かび上がりました。

物価高や診療報酬改定など、医療機関を取り巻く環境が変化する中で、看護師の処遇改善や妥当性の検証は大きな課題です。医療機関側には、労働時間や現場への貢献を正確に評価する制度を整え、看護師一人ひとりが長く安心してキャリアを描ける仕組み作りが求められています。

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