少子化が社会問題となっている一方で、地域によっては保育園への入園が困難な“保育園激戦区”が存在します。特に0歳児や1歳児クラスは希望者が多く、何度申し込んでも入園できず、仕事復帰の予定が立てられない家庭も多いです。そんな0歳児の保育園入園について描いた作品『保活は辛いよ』(作:かばのきさん)が、多くの子育て世代から注目を集めています。
求職活動中の作者は、自身の第2子で0歳児のあずきちゃんの保育園活動(通称、保活)をスタートさせます。さっそく必要書類をそろえて市役所に提出すると、窓口の職員からは「まぁ0歳児なら問題なく入れると思いますよ」と心強い言葉をもらいました。
しかし届いた結果は、まさかの「保留(落選)」でした。 「絶対受かる」と信じて疑わなかった作者は、予想外の現実に激しいショックを受けます。すぐさま認可外保育園に狙いを絞って電話で問い合わせをしてみても、どこも満員で断られ続けます。何度も断られ続けるうち、先の見えない不安から「本当に今は少子化なの?」と、思わず陰謀論を疑うこともありました。
半ば諦めかけていたそのとき、以前断られた認可外保育園から「偶然、空きが出た」と連絡が入りました。この機会を逃すまいと作者はすぐさま申し込みを進めますが、電話口では「認可が空いても転園しないですか?」と強く念押しされます。こうして、あずきちゃんは保育園への入園が決定するのでした。
読者からは「子供が少なくなっているのと一緒に保育士さんや保育園が少なくなってるんですよねぇ…」「0歳児こそ受からない……と言うかまぁ空いてないのよ」など、さまざまな声があがっています。そんな同作について、作者のかばのきさんに話を聞きました。
保活に対する皆さんの関心の高さや思いを強く感じました
ー同作を描こうと思われた具体的なきっかけなどがあれば教えてください。
私自身、初めての保活だったのでわからない部分や戸惑ったことが多くて大変でした。そのため、同じような経験をされた方や、これから保活をされる方の参考になればと思って漫画を描きました。
ー執筆後、周囲から受け取った感想で印象的なものはありましたか?
共感の声もあれば、「考えが甘い」「描き方が不快」といった批判の声も一部いただきました。それでも両極端のコメントを読みながら、保活に対する皆さんの関心の高さや、それぞれの思いを強く感じました。
と同時に、「こんな状況では育児もしながら働くのも難しいな」と感じる人が多いのも無理はないなと思いました。
ー保育園からの結果を待っている間というのは、どんな気持ちだったのでしょうか?
手続きの時に市役所の方から「0歳児なら問題ない」と言われて、私はそれを信じ切っていました。いつも「絶対に受かる!」と思っていたため、手続きの際に何回も「市役所に来るのもこれが最後かな」と呑気に構えていましたね。
しかし、現実は想像以上に厳しく、希望する保育園には何度も断られる日々が続きました。さまざまな保育園へ問い合わせを続ける中で、「今、本当に少子化なの?」と心が折れそうになることもあったといいます。
その後、以前問い合わせていた保育園から空きが出たとの連絡が入り、無事に入園が決定したことで長く続いた保活に終止符が打たれました。
ーご主人が保育園に関して他人事のように語っているくだりがありましたが、どのようにすればわかってもらえると思いますか?
自分自身の働き方や、今後の子供達に対する教育方針など、夫と前々から話しておくべきだったと今は思います。また、自分1人で保活を進めてしまったので、一緒に保育園の見学へ行くなど、もっと夫婦で協力しながら進めれば良かったと反省しました。
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