日常には、思わず吹き出してしまうようなハプニングが意外と転がっています。予想外の展開になり、「そんなはずじゃなかった」と頭を抱えた経験がある人も多いでしょう。そんな日常の“あるある”を描いたしらす中納言さんの作品群がX(旧Twitter)に投稿されました。
1作目の『忘却』では、作者が「なんか忘れてる…」と考えながら日常を暮らす場面から始まります。かつ丼を食べているときも、ポテト半額キャンペーンに引き寄せられてハンバーガーとポテトを食べているときも考えますが、まったく思い出せません。
そして大きなメロンパンを頬張りながらパソコンを見ているときに「来週は健康診断です」というメールを見つけ、何を忘れていたのか気づきます。どうやら作者は大盛りかつ丼やポテト、メロンパンなどを暴飲暴食した状態で健康診断を迎えることになりそうです。
このようなうっかりミスは仕事中にも発生するようで、作品『誤字につぐ誤字』ではメールを打つときのことを描いています。作者は「配属された新人さんどう?」と同僚にメールで聞きました。すると返ってきたのは「優秀です!」という頼もしい一言でした。しかし、その直後に「えらそうです」というメッセージが届き、作者は「どんな新人?」と少し考えます。
それからしばらくすると「まちがえた!! 」と誤字を知らせるメールが届きますが、その次の行では「えろくなりそう」と続いています。きっと「偉くなりそう」と打ちたかったはずの同僚は、頭を抱えていることでしょう。
また、思わず頭を抱えてしまうような出来事は、作品『出張』でも描かれています。それは出張先で上司と隣同士の部屋になったときのことです。部屋で1人「だるい」「クソ上司」と愚痴をこぼしていると、隣の部屋から上司のくしゃみが聞こえてきます。これに対して「しかもカベうすいヘヤかよ」とつぶやくと、「そうだね。うすいね」と隣からすぐに返事が返ってきました。
どうやら、それまでの独り言もすべて聞こえていたようで、部下はその場で固まってしまうのでした。
その他、ハエを追い出すために窓を開けたら、もう1匹ハエが外から入ってきた話や、飲食店で会話をしているカップルが「彼氏が元彼女と旅行に行く」というとんでもない話をしていることが分かり、つい耳を傾けてしまう話なども投稿されています。
この作品群について、作者のしらす中納言さんに話を聞きました。
日常の落ち込みも漫画になる
ー日常で起こりそうな内容ばかりでしたが、しらすさんご自身の実体験が元になっているエピソードはあるのでしょうか?
そうですね。日記のような日々の出来事から、「もしこうなったら」と膨らませてネタにすることが多いです。もちろん、完全に想像だけで作る話もあります。
ー「出張」のエピソードは思わずヒヤッとしましたが、もし自分がその立場だったらどう切り抜けようと考えますか?
全く何事もなかったかのように振る舞うと思います(笑)。
ー普段から「これは漫画になるかも」と意識して出来事を見ているのでしょうか?
もともとしょうもないことを気にしがちな性格なので、落ち込んだときほど「これ、漫画になるかも」と考えるようにしています。
<しらす中納言さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/SirasuMiddle
▽電子書籍版「しらす中納言漫画集」(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHJ3L8TL