子どもの成長はうれしいものですが、昨日まで当たり前だった抱っこやベビーカーが必要なくなってしまうのは、少し寂しいと思ってしまうものです。そんなわが子の成長を実感したちゃずさんのエッセイ漫画『息子もうすぐ5歳』が、SNSで共感を集めています。
ある日、家族旅行を前に「ベビーカーを持っていこうかな」と作者と夫が準備を進めていました。ところが5歳になる息子からは「乗らない」と言われます。思えば、長い間お世話になってきたベビーカーは、いつの間にか出番がなくなっていました。「最後に乗ったのはいつだったかな」と思いながら、家族は旅行へ出発します。
飛行機のなかでも、息子が1人分の座席に座っているのを見て、以前は抱っこして飛行機に乗っていたことを思い出します。これによって作者は「最後に抱っこして乗ったのはいつだったかな」と、過ぎてしまった時間に気づきました。
また、飛行機が怖いかもしれないと思った作者が息子の手を握ってあげると、「怖くないもん」と手を離されてしまいます。いつの間にか、自分で飛行機に乗り、怖くないと言えるほど大きくなった息子の姿を見て、作者は「あっという間にお兄ちゃんになったな」と成長を実感します。
そして無事に現地へ到着すると、息子は大喜び。しかし、しばらくすると突然その場に座り込んでしまいます。作者が「どうしたの?」と声をかけると、息子は両手を広げて「かあちゃん、だっこして」と甘えてきました。
久しぶりに抱き上げた息子は、思っていた以上にずっしりと重くなっています。やがて息子は、作者の腕の中で眠ってしまいました。「抱っこしたまま寝ちゃうのも、これが最後かもしれない」息子の成長はもちろんうれしい反面、少しずつ「もうしなくなったこと」が増えていくたびに、作者はうれしさと寂しさの両方を感じるのでした。
読者からは「気付いたら「最後」が終わっていて、いつが「最後」だったかも思い出せないことが多いです。楽になった分、手放したふれあいも多くて、寂しいやら成長が嬉しいやら。今の姿を焼き付けてます。」「子どもの成長にハッとさせられて、嬉しい反面、寂しさもありますよね。思い出して胸がギュッとなりました」などの声があがっています。
そんな同作について、作者のちゃずさんに詳しく話を聞きました。
「子育ての“最後”は、いつの間にか過ぎている」母が大切にしたい今だけの時間
ー「これが最後かもしれない」と思うようになったきっかけはありましたか?
息子より年上のお子さんをもつお母さんと話していたときに、「子育ての“最後”は、いつの間にか過ぎている。もっと大切にすればよかった」と聞いたことがきっかけです。
ー旅行で1番「大きくなったな」と感じた瞬間はどこでしたか?
以前は怖いときには素直に「怖い」と泣いていましたが、最近は怖くても「怖くない」と言ったり、強がったりする時もあります。
そんな姿を見たときに、心も少しずつ成長しているんだなと感じます。
ー「抱っこして」と甘えてきた息子さんを見て、どのように感じましたか?
素直に「かわいいなあ」と思いました。
強がることが増えてきた中で、こうして甘えてくれるのも今だけかもしれないと思うと、より愛おしく感じました。
ー子育ての中で「今のうちにしておきたい」と思うことはありますか?
息子とは毎日のようにごっこ遊びをしています。正直、忙しいと大変に感じる日もありますが、これもいつかはしなくなるんだろうなと思います。だからこそ、今しかないこの時間を、できるだけ一緒に味わっておきたいです。
<ちゃずさん関連情報>
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