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結婚で失うものは多いけれど…既婚者の6割超が「人生に結婚は必要だった」 男女で異なる配偶者への期待とは?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

独身時代と比べて、結婚生活の中で「何かを失った」と感じる人は少なくありません。それでも「人生において結婚は必要だった」といえるのでしょうか。既婚者コミュニティを運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)が実施した「結婚によって“失ったもの”」に関する意識調査によると、6割超が「人生に結婚は必要だった」と回答したことがわかりました。

調査は、全国の20〜59歳の既婚男女400人(10歳刻みで男女各50人)を対象として、2026年4月にインターネットで実施されました。

まず、既婚者が考える「配偶者の存在意義」について尋ねたところ、男女間で期待する役割に明確な違いが見られました。

男性が求めるものは「精神的な支え」や「家事や生活を担う」(いずれも39.5%)、「子どもを育てる」(35.0%)が上位となりました。

一方、女性が求めるものでは「経済的な支え」(47.5%)、「精神的な支え」(41.0%)、「子どもを育てる」(36.5%)が上位に挙げられました。

「家事や生活を担う」は、男性では最多だったのに対し、女性では33.0%で5位。一方で「経済的な支え」は女性で最多だったのに対し、男性は21.0%にとどまっています。

共働き世帯が増えた現代でも、「男性には経済的な安定」「女性には家庭のサポート」を期待する傾向が、依然として根強く残っていることがうかがえました。

また、男女ともに共通して高かったのが「精神的な支え」でした。家事や育児、生活費といった実務的な役割だけでなく、「うれしいことを共有できる」「悩みを相談できる」といった目に見えない心のつながりが、結婚生活の大きな支えになっています。

なお、「配偶者の存在意義はない」と答えた人は、男性の7.0%に対し、女性は13.0%と約2倍に。特に40代女性にその傾向が多く見られ、子育てが一段落するなどのライフステージの変化が、関係性を見直す転機になっているようです。

独身時代の自由を失うなどの変化を経験しつつも、自身の人生を振り返ったとき、多くの人が結婚を肯定的に捉えています。

「人生において結婚は必要だった」とした男性は64.0%、女性も66.5%にのぼりました。一方で、「不要だった」とした人は男女ともに1割程度(男性11.5%、女性10.5%)にとどまり、結婚生活の楽しさも大変さも両方ひっくるめて、大半の人が「結婚してよかった」と評価していることがうかがえました。

それでは、「結婚そのもの」ではなく「今のパートナー」との結婚についてはどうでしょうか。

「もし人生をやり直せるなら、今と同じ配偶者と結婚したいですか」と尋ねたところ、男女ともに49.5%が「結婚したい」と回答。

夫婦生活の中で不満や衝突を経験しながらも、もう一度同じ相手を選びたいと思える人が半数いることは、現在の生活に確かな価値を感じている証拠といえそうです。

ただ、興味深いのは6割を超えていた「結婚は必要だった」という回答に比べると、「今の相手と結婚したい」が15pt前後下がっている点です。「結婚という選択自体は正しかったけれど、人生をやり直せるなら、別の相手との違う人生を見てみたいかも…」と、選ばなかった未来に少しだけ思いをはせるリアルな胸の内も透けて見えます。

結婚は、自由や自分のためだけのお金を「失う」側面があるのは事実です。しかし同時に、絶対的な味方や、共に人生を歩む安心感という「新しい価値」を得る選択でもあります。

「最近、ちょっとすれ違っているかも」と感じたら、実務的な家事やお金の話はいったん置いておいて、お互いの「精神的な支え」になれているか、少しだけ振り返ってみるのもいいかもしれません。

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