防犯性とプライバシー重視で間取りを考えたい方に人気なのが、戸建ての「中庭」です。昔ながらの小さな「坪庭」よりも広く「第二のリビング」として有効活用できると、モデルハウスなどでも見る機会が増えてきました。そんなオシャレな中庭を取り入れた方から、住んでみてからわかった後悔ポイントを集めてきました!
ちょっと予算オーバーだけど作った中庭
Aさん(関東在住、30代、主婦)は夫と小学生の娘2人と暮らす4人家族です。家の間取りを検討していたのは次女が幼稚園のときで、しばらくは「公園に連れて行って」「一緒に遊んで」と言われる日々が続くだろうと考えて、家の中で子どもが伸び伸びと遊べるような空間を作りたいと、設計士さんに依頼したそうです。
それを受けて、提案された工夫のひとつが中庭でした。「完全にプライバシーを守れる屋外空間ですし、お嬢様たちが水着でプール遊びをするときも、周囲の視線を気にする必要はありません。洗濯物も中庭に干せば、防犯対策にもなりますよ」という説明に、確かにウチは娘2人だし…と若干の予算オーバーを工面して導入したのですが…。
実は結局、期待していたほどプール遊びやBBQなど、中庭を使っての外遊びはしなかったAさん一家。
「夫も私もアウトドア派ではなく、屋外空間で何かしたい、という気持ちには、あまりなれなかったです。家の中の方が快適ですもん。もともと水遊び大好き!キャンプ大好き!じゃない人は、結局やらないのかもと思いました」
「家を建てたら〇〇しよう」、意外とやってない人、多いのかもしれませんね!
季節が感じられる落葉樹をシンボルツリーにして映える中庭に!
Bさん(関西在住、30代、派遣スタッフ)夫婦は、観葉植物を育てることとインテリアが共通の趣味です。
リビングから季節を感じられる庭木を眺めて過ごしたい、という希望で中庭を設け、そこにシンボルツリーを植えることにしました。人気のシンボルツリーをあれこれ調べた結果、春には白い花が咲き、赤い実をつけ、秋には紅葉する変化が一年中楽しめて、病害虫に強く日本の気候にも適応して育てやすい上、成長速度が穏やかで中庭でも管理がしやすいというジューンベリーを選びました。
落葉樹ということで、紅葉後の落ち葉掃除は欠かせませんが、外からの視線を気にしなくていい中庭なら、メイクをしていなくても部屋着でもささっと済ませられるし、と納得していたそうなのですが…。
「地面に落ちた葉をホウキで掃いていくのは、全然大変じゃないです。思っていたより面倒なのが、雨の日の後ですね。雨の日は風も強く吹くせいか、小さい葉が窓や壁に張り付いちゃうんです。外壁は白なので、目立つんですよね…。地植えじゃなくて、鉢植えにして雨の日には部屋に入れられるようにした方がよかったかな?って、今でも悩んでます」
ちょっとした違いで、面倒くささが大きく変わるものですね。
中庭に面した窓にはカーテン不要だと思ってたけど
Cさん(関東在住、40代、会社員)のお宅はロの字型で、玄関から右回りにリビングとキッチン、パントリー、ファミリークローゼット、水回り、そして本棚兼廊下と階段ホールという配置になっています。
中庭に面した壁は全て掃き出し窓になっていて、季節のよい時期は窓を開け放って過ごすのが、家族のお気に入りなのだとか。
中庭自体は家族全員「作ってよかった」と考えていますが、唯一、中庭に面した窓にカーテンレールを付けなかったことを後悔しているそうです
「外部からの視線がありませんし、西日も直撃することはありません。カーテンの洗濯も不要で、コストダウンにもなります」と、四方向全てガラス窓のため「家族がどこにいるか」すぐ分かるのですが、来客があって初めて「リビングから水回り収納などが丸見えになってしまう」ということに気がついたCさん。
「家族内なら気にならなくても、さすがにお客さんが来たら気になりますよね。片面だけでもカーテンレールを付けるべきでした」
後から設置できるものの「来客なんて、めったにないんだからもったいない」という夫に反対され、今でもフルオープン状態が続いているそうです…。