ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのお土産ショップで商品をながめていたところ、かわいいクッキー缶を前にした見知らぬ幼い少女が「買った後ゴミになるしな…」とポツリ。テーマパークの高揚感とは対照的な、あまりに現実的な子どもらしからぬ一言を描いた漫画がXに投稿されると、100万件のインプレッションを記録し、「人生何周目や」と驚きの声が届いています。
漫画で描かれているのは、クッキー缶を前にした少女が「かわいい!」と目を輝かせたかと思いきや、次のコマでは目を半分伏せた表情で「買った後ゴミになるしな…」と一言ポツリ。近くにいた大人が「その歳で現実を……人生何周目や……」と心の中で驚く、という場面です。 この漫画を描いたのは、週刊ヤングジャンプに読み切りが掲載されたこともある漫画家の若林アスカさん(@asuka_wakaba)。
このエピソードは実体験で、若林さんがユニバのお土産ショップにいたところ、後ろから子どもの声が聞こえてきたといいます。
「えっ!?と振り返り、『こんな小さい子が、もう現実を……おもろ!これ描こう』と思い立ち、作品化を決めました」
作品が投稿されると、「自分もこう考えてしまうことがある」など「あるある」の声が多く寄せられました。「大阪万博のクッキー缶を買ったけど、あとで後悔した」「テーマパークグッズを買った後、使わず残っている」といった、自身の買い物体験に重ねる反応もあったそう。
また海外のユーザーからも、「かわいいテーマパークの缶を買っても、あとから“かわいいゴミ”としてホコリをかぶらせてしまうことがある」といった共感が届きました。これを受けて、若林さんは「こんなに大きな反響になると思ってなく、気軽に投稿したのでびっくりしてます」と話します。
若林さんが漫画を描くうえで特に大切にしたのは、子どもが真顔で現実を見つめるコマだそう。「現実を知った感」と「ギャップ」を表現することで、子どもの考え方の面白さを伝えたかったといいます。
一方で、コメント欄には「子どもは子どもらしくしていいのに」といった意見もあったのだとか。若林さんは、そうした声について次のように受け止めています。
「個性があって面白いので、こういう悟りを開いた子どもがいてもいいんじゃないかと思います」