「GWにプランターに生姜を植えると、秋にこうなります」。そんな一文とともに投稿された、家庭菜園の収穫写真がXで注目を集めました。植えたのは、わずか3つの種生姜。ところが秋には、プランターいっぱいに育った生姜が掘り上げられ、投稿には1.3万件のいいねが寄せられました。
「これはお見事!!」「凄い!やってみます」といった驚きの声が寄せられた、プランターでの生姜栽培。投稿したのは、家庭菜園の様子や栽培のコツを発信している「ぽたろうの家庭菜園HACK(@HACK1136)」さんです。投稿主さんによると、プランター栽培をすすめる理由は2つあるそう。
1つ目は収穫できる量の多さだといい、投稿写真にもあるように「生姜はたった1つのプランターに植えるだけで、ほとんど手間もなく大量の生姜が採れるから」だと説明します。
2つ目は管理のしやすさだそう。生姜は水を好む植物であるため、乾きを感じたときにすぐ水やりができるプランター栽培が向いているのだとか。さらに直射日光をあまり好まない性質があり、日当たりの悪さに悩みがちなベランダ菜園にもぴったりなのだといいます。
プランターや肥料など、ホームセンターで手軽にそろう資材で始められる生姜栽培ですが、成功のためには2つのポイントがあります。まずは植え付け時。プランターの上部に「10センチ以上のスペース」を空けておく必要があります。生姜は最初に植えた種生姜の“上”に向かって新しい生姜が育つため、光が当たって品質が落ちるのを防ぐ「増し土」のスペースが必要になるためです。
もう1つの鍵は、発芽の前後で「水やりのメリハリ」をつけること。 発芽前は水の与えすぎに要注意です。土が湿り続けていると芽が出る前に種生姜が腐ってしまうため、よほど乾燥していない限り、水やりは控えます。
「数日間雨が続く予報なら、雨の当たらない場所へ移動させるか、防水シートをかけるのが得策です」
一方、無事に発芽した後は一転して水を切らさないようにします。毎朝1回、特に猛暑の時期は朝・夕の2回あげるのがベストだそうです。
こうして手をかけて育った秋の生姜は、一般的に市販されているものとは別次元の味わいなのだとか。採れたての生姜は辛味が少なく爽やかで、水分が多くみずみずしいそうです。繊維も少なく柔らかいため、そのままスライスして生で食べることもできるといいます。
自身が生姜を育てた際、植え付けから発芽まで1カ月以上かかり、最初は不安だったという投稿主さん。だからこそ、SNSで発信する際は初心者が躓きやすいポイントを丁寧に伝えるよう意識しているといいます。これから家庭菜園に挑戦してみたい人へ向けて、投稿主さんは「難しく考えず、まずは軽い気持ちで種まきしてほしい。収穫はもちろんですが、植物の成長を見ることこそが家庭菜園の醍醐味だと思います」とアドバイスを送ります。
「失敗すらも楽しむことが家庭菜園の楽しみの1つ。たとえ野菜が虫に食べられても、『しゃーない。虫の命を救ったったわ』くらいの感覚を持って、気軽に楽しみましょう」