天守閣がよみがえってから今年で40年を迎えた福知山城の再建前の姿を振り返る写真展が、福知山城天守閣(京都府福知山市内記)で開かれている。朝暉(あさひ)神社などが立つ天守台や二の丸跡、伯耆丸跡の風景を紹介している。
戦国武将・明智光秀が礎を築いた福知山城は、明治の廃城令で天守閣や櫓が取り壊されたが、市民による「瓦一枚運動」で集まった寄付金で1986年に新たな天守閣が完成した。写真展は、福知山城再建40周年記念事業として行う初めての特別企画。
主に昭和40~50年代の写真と、同じ構図の現在の姿を対比させた11組22点を展示した。再建前の天守台の写真には、天守閣が壊された後、近くから移築された朝暉神社や銅門番所が並んでいる。市によると、かつての神社境内には木々が茂り、多くの市民が花見を楽しんだ。銅門番所の移築は城の面影を残したいとの先人の願いで実現したという。
展示の中で最も古い大正時代の写真には、戦前に陸軍の病院が建っていた伯耆丸跡や、現在はなくなった二の丸跡の盛り土が写る。
福知山市の担当者は「展示をきっかけに福知山城の記憶を語り合ってほしい」と話した。
7月31日まで。入館料が必要。無休。