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ビジネスパーソン400人に聞く「時間語」の最新感覚 20年前の調査と比較して分かった現代人のリアルな“時感”

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

ビジネス・生活シーンの時間の長さ

「ビジネス・生活シーンの時間の長さ」についても調査を実施。

まず、「小一時間」は、「1時間」(47.0%)と「50分」(40.5%)に回答が集中し、約9割が「50分~1時間」と回答し、平均は「55.8分」と、2006年(53.5分)よりわずかに長くなりました。

残業などで使われる「ちょっと遅くなる」は「1時間」(60.3%)が最も多く、全体の約8割が「1時間~1時間30分」の範囲に収まり、平均は「78.8分」と、2006年(94.1分)から約15分短縮しています。

年代別では、20代(73.5分)・30代(74.4分)が短く、50代以上(86.1分)が長い結果となり、若者ほど残業の「ちょっと」を短く見積もる傾向が見られました。

電話などでよく使われる「少々お待ちください」では、「30秒」(38.3%)が最多となり、平均は「32.9秒」で、2006年(26.6秒)から約6秒増加。全体の約6割が「30秒~1分」を想定しており、“短時間なら待つ”という許容感覚が広がっているようです。

また、「折り返し電話」では、「10分後」(28.3%)が最多となった一方で、「30分後」(23.0%)や「1時間後」(12.8%)も一定数を占め、折り返しを待てる時間には幅があることがわかりました。平均は「20.1分」で、2006年(13.8分)から約6分延びています。

さらに、「すぐ対応します」では、「10分」(47.8%)が最多で、全体の約8割が「30分以内」を想定していました。一方で、「1時間」(8.0%)や「2時間」(2.0%)を想定する人も一定数存在し、平均は「24.1分」と、2006年(22.5分)よりやや長くなっています。

いずれも、チャットツールなどの普及により、「相手には相手の状況がある」「すぐには繋がらないこともある」という前提がビジネスパーソンの間に生まれたためと考えられます。

「軽く打ち合わせ」では、「15分」(32.8%)、「30分」(25.3%)、「10分」(22.0%)が上位となり、平均は「18.8分」と、2006年(22.4分)から約4分短縮しています。

全体の約6割が「15分以内」を選択しており、20代はさらに短く「17.6分」と最も短くなっています。オンライン会議やチャット文化、事前資料共有の定着などにより、打ち合わせの役割が“情報共有”から“確認・意思決定”へと変化していることも背景にあると考えられます。

「ちょっと一杯」は平均「79.2分」で2006年(78.9分)とほぼ同水準に。最も多かったのは「1時間」(43.5%)で、全体の約9割が「2時間以内」を想定しており、“軽く飲む=1時間超”という感覚は20年間ほぼ不変でした。

効率化が進むビジネスシーンとは対照的に、飲食の場では一定の時間を共有する価値観が維持されている様子がうかがえます。

また、「近いうち食事」については、「1カ月後」(49.0%)が最多に。一方で「実際にはしない」(18.0%)も一定数存在し、特に40代では「実際にはしない」が22.0%と最も高く、関係性を円滑にするための“言葉としての機能”が強く表れていると考えられます。

最後に、生活シーンにおいての調査では、「動画広告で『長い』と感じる時間」は、「30秒」(39.5%)が最も多く、平均は「28.2秒」でした。

しかし、普段から縦型の短尺動画に触れている20代や40代では「15秒でも長い」(いずれも26.0%)と感じる層が一定数存在し、コンテンツの消費スピードが上がっている影響が見られます。

LINEの返信が「遅い」と感じる時間については、「翌日まで」(30.3%)、「当日中」(27.3%)が上位を占め、約6割が「当日〜翌日」を許容しています。

世代別に見ると、20代(38.0%)や30代(34.0%)で「翌日まで」というゆったりした回答が最多だったのに対し、40代・50代以上では「3時間以内」など即時の返信を求める割合が高いという、意外なギャップが明らかになりました。

待ち合わせでの「ちょっと遅れる」については、「10分」(43.5%)、「30分」(26.3%)が上位となり、平均は「20.9分」。“ちょっとの遅刻=10~20分前後”が中心的な感覚となっており、スマートフォンでリアルタイムに連絡が取れるようになったことで、遅刻そのものの長さよりも、事前連絡の有無が重視される傾向も背景にあると考えられます。

こうした曖昧な言葉が持つニュアンスの変化を理解しつつ、トラブルを防ぐためには「〇時まで」「〇分以内に」と具体的な数字でコミュニケーションを取ることが、タイパ時代を生きるビジネスパーソンにとって重要になりそうですね。

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