毛を逆立て、鋭い目つきでにらみつける猫を、背中いっぱいに刺しゅうした青いスカジャンが話題です。赤い筆記体で「yannoka(やんのか)」の文字も添えられた迫力ある一着に、投稿者は「これで保護者会とか行こうと思います!」とコメント。攻めたデザインと行き先のギャップに、驚きとツッコミの反応が寄せられています。
投稿したのは、猫専門のミシン刺しゅう作家として活動するコイトネコさん(@ajico016)です。猫の刺しゅう作品や、ミシン刺しゅう用のデータを制作・販売しています。
今回スカジャンに刺しゅうしたのは、猫が相手を威嚇するときに見せる「やんのかステップ」。背中を丸め、足を踏ん張り、全身の毛を逆立てる姿が特徴的です。もともとは刺しゅうデータの一つとして制作したデザインでした。
コイトネコさんは、制作のきっかけについて次のように振り返ります。
「猫好きさんが『ああ、あれかわいいよね』と共感するような、猫特有のポーズをモチーフにしたいと考え、今回選んだのが 『やんのかステップ』でした」
「威嚇しているのにどこか愛らしいポーズを作っているうちに、『これをスカジャンに刺しゅうしたら絶対にかっこいいぞ』と直感したんです」
スカジャンといえば、龍や虎の刺しゅうを思い浮かべる人も多いかもしれません。コイトネコさんは、猫の「やんのかステップ」もその迫力に負けていないと考え、市販の無地のスカジャンに特大サイズの刺しゅうを入れたといいます。
特にこだわったのは、鋭い目つきと、背中からしっぽにかけて逆立った毛並みの表現です。青い光沢のある生地の上で、灰色のしま模様の猫が身構えている姿は、今にもこちらへ飛び出してきそうな迫力があります。
また、猫の下には赤い筆記体で「yannoka」の文字が入っています。
この文字について、コイトネコさんはこう話します。
「スカジャンにはよく『JAPAN』などの文字が入っていますが、ここはストレートにやんのかステップだから『yannoka』だなと。猫ちゃんの気持ちをそのまま表現することにしました」
ところがSNSに投稿すると、「『yannoka』が『yokosuka』に見えた!」という反応が多数寄せられたそうです。コイトネコさん自身も、指摘されて初めて似ていることに気づいたといいます。
もともとは外に着ていく予定のないサンプルでした。しかし、仕上がりの良さに気分が上がり、「これで保護者会に行こうと思います」と冗談で投稿したところ、想像以上の反響がありました。
「知人はすぐに冗談だと分かってくれましたが、フォロワーさんからは『もちろん着ていきましたよね?』とツッコミが相次ぎました」
実際には、さすがに保護者会には着ていかなかったそうです。一方で、スカジャンの後に制作した「やんのかステップTシャツ」は、普段から着用しているといいます。
「猫好きさんからもとても好評です。スカジャンはちょっとパンチが強くて着づらいという方でも、Tシャツなら着ていただけるのではないかと思います」
反響を受け、今後はキャップやトレーナー、パーカーなどへの展開も予定しているそうです。
「秋ごろに発売するアウターは背中に大きくドーンとやんのかステップの猫ちゃんを刺しゅうします。普通に街へ着ていくつもりです。それこそ、保護者会でもどこでも!」
コイトネコさんの刺しゅうアイテムの販売情報は、Instagramとminneで確認できます。
【コイトネコさん関連情報】
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