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「お産は痛みに耐えてこそ」「無痛分娩の赤ちゃん可哀想」 時代錯誤の実母と話がかみ合いません【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

昨今の出産では、分娩時の痛みを軽減させる「無痛分娩」を選ぶ妊婦が増えています。その一方で、無痛分娩に対して不信感を抱いている人も少なくありません。山野しらすさんの漫画『あなたはなんてかわいそう』では、母から「赤ちゃんと旦那さんが可哀想だから」と無痛分娩を反対されるエピソードが描かれています。

妊娠中の優子は、無痛分娩での出産を予定しています。しかし、予定日まであと少しというタイミングで、母から「無痛分娩はやめた方がいいと思う」と告げられました。今更どうしたのかと尋ねると、母は「赤ちゃんが無痛分娩で生まれたと知って、ショックを受けたら可哀想」と目を潤ませるのです。

それなら出産をしない父親はどうなのかと尋ねると、母は「父親は労働しているから、痛みの代わりに責任を背負っている」と臆面もなく答えました。しかし、優子の家庭は共働きで、優子も仕事をしています。労働と出産の痛みは別の話ではないかと反論しますが、母はまったく聞く耳を持ちません。

挙句の果てに、母は「無痛分娩は10万円も余計に出産費用がかかる。せっかく稼いだお金を無駄遣いされて旦那さんも可哀想」とまで言い出します。この発言には優子も堪えかねて、「お産の方法に口出しされる筋合いはない!」と激しく言い返すのでした。

読者からは「年配の人は言うよね~」「お産の方法は産む人が決めるべき」などのコメントがあがっています。そんな同作について、作者の山野しらすさんにお話を聞きました。

出産の方法を外野があれこれ言うのは違う

ーこの作品を描こうと思ったきっかけを教えてください。

何でも「可哀想」と言う母親に悩まされる知人の体験談を聞いたことがきっかけです。相手の境遇や選択を勝手に「可哀想だ」と決めつける「可哀想ハラスメント」に悩む方に共感を得られるのではないかと思い、漫画にしました。

ー無痛分娩をすると赤ちゃんや旦那さんが可哀想という発想に驚きました。こちらも実話なのですか?

こちらも知人の体験談がベースとなっています。知人の家は共働きにも関わらず、母から「家のお金は旦那さんのおかげ」「無痛分娩すると、赤ちゃんが母親の愛情を感じられないのでは」「無痛分娩なんて贅沢」等さんざん言われたそうで…。びっくりですよね…。

ー無痛分娩に否定的な考えを持つ人に対して、山野さん自身はどのようにお考えですか?

出産しない立場の外野があれこれ言うのは違うんじゃないかな?と思います。私自身も無痛分娩で出産しましたが、他の人が自分の出産に対して「無痛分娩はやめておこう」と考えることは考え方のひとつだなと思うので、それは尊重したいと思っています。

<山野しらすさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/shirasu00mori
▽ブログ『しらす大盛りブログ』
https://yamano-shirasu.blog.jp/
▽電子書籍「あなたはなんてかわいそう」(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0H1842NZH?

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