お笑い芸人の藤井隆さん、タレントの井上咲楽さんが司会を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(毎週日曜、午後12時55分~)の6月21日放送回は、奈良市に暮らす夫妻が登場します。笑いと涙、そして家族の再出発が詰まった新婚ストーリーです。
「空手を習いたい」始まりは長男の一言
夫は空手道場の先生、妻は3児を育ててきたバツ2のシングルマザー。2人が出会ったのは、当時小学1年生だった長男が「空手を習いたい」と言い出し、妻が体験に連れて行った道場でした。
都心部から少し離れた道場ということもあり、妻は年配の師範を想像していましたが、現れたのはさわやかな青年先生でした。先生が空手を披露すると、道場に響くバチッという音に「生きる男のエネルギー」を感じ、思わず見惚れてしまったそう。さらに、ふざける長男に対しても「ここは遊ぶところじゃないからね」ときちんと注意するなど、礼儀や取り組む姿勢まで伝えようとする姿に、妻は「この道場なら息子を任せたい」と感じたといいます。
息子を撮るはずが、スマホは夫の方へ…
ところが体験から3週間ほど経つと、妻の感情に変化が表れます。気づけばスマホで撮っているのは、空手を習う息子ではなく、指導する夫ばかり。夫も好意はありがたく感じていたそうですが、相手はあくまで“生徒の保護者”。「絶対に一線は越えてはいけない」と、自分を戒めていました。
そんな2人の距離が縮まったのは、地元で開かれた夏祭りでした。妻は、夫がもう1人の空手指導員とビールを飲みながら歩いているところを見つけ、勇気を出して声をかけました。後日、3人で飲みに行く話になったものの、直前にもう1人の指導員が来られなくなったと連絡が入り、妻は「今回を逃したら、もう絶対にチャンスはない」と覚悟を決め、「先生と2人でご飯に行きたいです」と返信しました。
妻の生き方に感銘した夫「力になりたい」
食事の席で夫の心を動かしたのは、妻の生き方でした。2度の離婚を経験しながらも、責任をもって3人の子どもたちを育てようと、30歳を超えてから美容師の専門学校へ。10代の同級生たちに囲まれて必死に学び、現在も美容師アシスタントとして働きながら子育てを続けています。
そんな妻の覚悟に触れ、夫は「力になっていきたい」と思うようになり、食事を終えたその日に、「妻と子どもたちを一生、大事に支えていきたい」と告白し、交際が始まりました。この急展開には、MCの藤井さんも「その日に!?」とビックリです。
3200字の熱意に妻「絶対結婚したい!」
妻が結婚を意識する大きなきっかけは、夫から渡された1通の手紙でした。空手の試合申し込みのお釣り500円が入っているはずの封筒が、なぜか分厚かったのです。中には、原稿用紙8枚にびっしりとしたためられた約3200字の手紙が同封されていました。
「一緒に過ごす全ての1分1秒が尊くて、幸せに感じさせてくれる。この幸せは絶対に失いたくない」―。
手紙には、夫のまっすぐな思いがつづられていました。離婚後、一生懸命頑張る妻を支えたい。妻が大切にしている子どもたちも、一緒に育てていきたい。その思いを“目に見えるもの”として伝えたかったという夫の誠実さに、妻は「この人と絶対結婚したい」と感じたそうです。
「二度と家に入れるな」妻の父が大反対
しかし、結婚までには大きな壁がありました。それが妻の父でした。夫は結婚を前提に実家へあいさつに訪れたのですが、その日、子どもたちから「パパ、今日泊まってって」とせがまれ、そのまま泊まることに。2世帯住宅とはいえ、父にとっては、あいさつに来た日に泊まるという行動が、どうしても許せなかったようです。スタジオでも「そこは非常識やと思います」ときっぱり。妻によれば、「もう二度と家に入れるな」というほど怒っていたといいます。
では、夫はどうやって父の信頼を取り戻したのでしょうか。番組では、その当時の様子を、なんと妻の父本人も出演する再現VTRで紹介します。
週4回、定刻に送迎を4カ月…通じた誠意
長男が空手の自主練をしたいと言い出してから、夫は毎週4回、仕事終わりに妻の実家へ迎えにくるようになりました。造園業の仕事を17時までこなし、そのまま17時50分ぴったりに到着。練習後は門限の10分前にきっちり送り届ける…それを一度も遅れず、4カ月間続けたのです。最初は無表情だった父も、責任を持って孫を預かり、真摯に向き合い続ける夫の姿に少しずつ変化。ついには「今度カニ鍋するけど来るか?」と、声をかけるまでになりました。
スタジオには、妻の両親と3人の子どもたちも観覧に。父は夫へ「妻も入れて4人、面倒を見るという意思を示し続けてくれた。2人でこれからも頑張ってください」と言葉を贈ります。
子どもたちがイチャイチャぶり暴露
こうして2人は、出会いから1年で結婚。夫が“パパ”になってから子どもたちの笑顔が増えたという妻ですが、子どもたちからは新婚夫婦のラブラブぶりも暴露されます。2時間しか離れていないのに、帰ってくるなりイチャイチャと名前を呼び合う2人に、長女は「あきれてる」とバッサリ。さらに次女は、子どもたちが夫のひざに座ろうとすると、妻が「ママの特等席や」と割り込んでくると不満を訴えます。これには、藤井さんも「譲ってあげてください」と笑うばかりでした。
生徒の保護者と空手道場の先生という関係から始まった恋。夫のまっすぐな手紙と、毎週4回の誠実な行動は、大反対だった父の心まで動かしました。