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「警視庁です」と突然の詐欺電話→撃退できた見事な切り返しとは?……長年取り組んできた剣道の恩

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「仕事中に電話がかかってきて、

 相『警視庁捜査二課の遠藤です。何の電話か心当たりありますよね?』――」

近年、警察を装って相手を困惑させ、金銭や個人情報を騙し取ろうとする詐欺電話が横行しています。

No. Mさん(@difficult_waves)にも、そんな詐欺電話がかかってきました。しかし、意外な方法でその相手を撃退できたといいます。

「警視庁です」という相手に「お世話になってます!」

ある日、仕事中だったNo. Mさんのもとに、一本の電話が。番号を見ると、アメリカからの着信。

実は、海外の回線を用いるのは、詐欺グループの常套手段です。しかし、仕事柄海外から電話を受けることも多いNo. Mさん。この時も、仕事関連の電話だと思い、普通に電話に出たといいます。

「警視庁捜査二課の遠藤です。何の電話か心当たりありますよね?」

出るや否や、電話口の相手は、かなり高圧的な口調でこう言ってきました。

ここでようやく、詐欺電話だと気づいたNo. Mさん。しかし、まったく動じることなく、このように切り返しました。

「あ、いつも息子がお世話になってます」

実は、No. Mさんは幼少期よりずっと、剣道に携わってきたのです。現在は、自身の子どもたちも剣道に取り組んでおり、警視庁の先生に教わってもいるのでした。

予想外の返答に、むしろ驚いたのは詐欺電話をかけてきた方。

「え……?あ…………」

と、しどろもどろになりながら、振り絞るようにこう続けてきました。

「み、宮崎県警の件で電話していますが――」

間を置かず、No. Mさんのターン。

「あ、昨年剣道大会3位おめでとうございました!」

ちょうど、昨年10月に行われた全国警察剣道大会にて、宮崎県警が3位入賞を果たしたところ。No. Mさんがそれに触れたことで、相手は完全に次の一手を失ってしまい「……ガチャ」と電話を切ってしまいました。

この顛末についてX(旧Twitter)に紹介したところ、リプ欄にもたくさんの反響がありました。

「マニュアル以外のことは対応できないみたいなので。わかりやすいですね(笑)もう少し遊びたかったお気持ちわかります」
「詐欺師を逆にパニックに陥れて撃退するの最高に爽快ですね!」
「向こうもびっくりして面食らったでしょうね、、面をね、、食らってね」
「電話の空気感が一気に変わるやつですね」

No. Mさんに詳しく聞きました。

――「宮崎県警」のくだりで、相手は完全にやりこめられていますね。もし他の県警の名前を出されていても対応できていたと思われますか?

No. Mさん:これは咄嗟に出ましたので、他の県警だと……。警察大会で活躍するような都道府県警なら、何かしら返答できるかなと思います。

――近年、似たような詐欺電話が、世間をにぎわせています。

No. Mさん:詐欺電話のパターンはSNSなどを通して、知っていました。詐欺電話かどうかを見極めるポイントなどを押さえておけば、そのような電話がかかってきても冷静に対処できるかと思います。

  ◇  ◇

従兄弟がやっていたのを見て、「かっこいいなぁ」と触発され、自身も剣道をはじめたというNo. Mさん。

学生の頃から実業団に至るまで取り組み続けており、現在は、地元の子どもたちに剣道を教えてもいるといいます。

「妻が他界し、途方にくれていたときには地域の皆様に、たくさん助けていただきました」(No. Mさん)

剣道を通じて受けた恩恵は大きく、また自身も地域にその恩をお返しし続けたいとも語ります。

今回、そんな剣道の縁が、詐欺電話撃退にも活きる形になったのですね。

なお、まいどなニュースでは、以前にも詐欺電話撃退のエピソードについて、ご紹介させていただきました。(→「『こちら警視庁です』突然の詐欺電→意外な対応で撃退に成功、その驚きの方法とは?」

■No. MさんのX(旧Twitter)はこちら
 →https://x.com/difficult_waves

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