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『微分、積分、いい気分。』図書館で見つけ、思わず手に取った本 聞き覚えのあるタイトルがSNSで話題 「近くて便利な数学書」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

セブンイレブンのキャッチコピーをほうふつさせる書籍のタイトルが、SNS上で大きな注目を集めている。「図書館で数学書をあさってたら見掛けた本なんだけど原題が気になる」と件の書籍を紹介したのは、千葉県市原市在住のぽっつさん(@pots_orange)。

ぽっつさんが手に取ったのは、2016年に岩波書店より発刊された『微分、積分、いい気分。』(オスカー・E.フェルナンデス 著、冨永星 訳)。『Everyday Calculus:Discovering the Hidden Math All Around Us』(日常生活に潜む微積分:身の回りに隠された数学を発見しよう)という原題から、どういった経緯でこの邦題になったかは分からないが、一定の年齢以上であれば、これを見て「セブンイレブン いい気分」というあのフレーズが浮かんでこない人はいないだろう。

ぽっつさんにお話を聞いた。

――この書籍をご覧になった経緯をお聞かせください。

ぽっつ:もともと数学科で数学が好きで、数学書を読むのが大好きなのですが、ある日図書館で数学書の棚を見ていたら、この本がありました。魅力的なタイトルで、ひかれるように手に取ったのを覚えています。

――つくづく印象的なタイトルですね。

ぽっつ:キャッチーなタイトルで、どう考えても「セブンイレブンいい気分」の影響が大きそうと考えたのですが、これは訳者の方のアイデアなのか、編集の方のアイデアなのかが気になっています。たとえいったん考えても、自分だったらあからさまですぐにボツにしそうですが、あえてこのタイトルで発売した出版社さんはスゴいなと思います。

――ご投稿に対し、大きな反響がありました。

ぽっつ:自分はパズル作家のため、初めはパズル関係や理系の人に広まりました。その後、「セブンイレブンいい気分」を知る方たち、さらにいろいろな方たちに広がったという印象です。
インプレッション数を見るかぎり、たくさんの人に反応していただいて恐縮ですが、少しでもこの本が広まったならうれしく思います。コメント欄は早々と閉めてしまったんですが、引用リポストで出版元の岩波書店自然科学書さんに補足されたのが、とても印象的でした。
あと「日本タイトルだけ大賞」という本の賞で、個人賞を受賞しているという事実を引用リポストでいただいて、とても面白かったです。

   ◇   ◇

SNSユーザーたちから「昔々、ぴあのはみ出しコーナーで『微分、積分、やな気分。』という投稿を見かけたことがあります」「昔の洋楽シングルを思い出しますな。わけわからん邦題にされるやつ」「近くて便利な数学書ですね」など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。

なお、ぽっつさんは、株式会社ニコリが発行するパズル本で問題作りを担当。「特に数学が好きならハマること間違いない」ということなので、ご興味ある方はぜひ同社のホームページや、ぽっつさんのnoteをチェックしていただきたい。

【ぽっつさん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/pots_orange
▽note
https://note.com/numberlink
▽株式会社ニコリ ホームページ
https://www.nikoli.co.jp/ja/
   □   □
微分,積分,いい気分.岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b243708.html

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