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「うちのは気が利かなくて」…夫が妻を人前でけなす心理とは 冗談や謙譲のつもりでもモラハラに当たる可能性【解説】

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人前で妻をけなす夫への対処法

人前でからかわれたり、見下すようなことを言われたりすると、悲しさや怒りを感じるのは自然なことです。

その場で言い返したくなることもあるかもしれませんが、感情的に反応すると、夫が「冗談なのに怒った」と受け取り、話がこじれてしまう場合もあります。

ただし、何も言わずに我慢し続ける必要はありません。夫の発言がつらいと感じるなら、自分の気持ちを整理したうえで、できる範囲で冷静に対応していきましょう。

・嫌だった言葉とやめてほしい場面を具体的に伝える

夫が冗談や謙遜のつもりで妻をけなしている場合は、どの言葉が嫌だったのかを具体的に伝えてみましょう。

「さっきの言い方が嫌だった」だけではなく、たとえば、「友人の前で料理が下手だと言われると傷つく」「親戚の前で何もできないと言われるのはやめてほしい」など、言葉と場面をセットで伝えると、問題点が分かりやすくなります。

そのうえで、「人前ではそういう言い方をしないでほしい」とはっきり伝えることも大切です。夫が本当に気づいていなかった場合は、妻の気持ちを知ることで、発言を見直すきっかけになるかもしれません。

ただ、伝えたことで夫が怒鳴る、責める、無視するなどの反応が見られる場合は、無理に話し合いを続けないほうがよいケースもあります。

・その場で言い返さず落ち着いて伝える

人前で夫にけなされたとき、すぐに反論したくなることもあるでしょう。しかし、その場で強く言い返すと、周囲を巻き込んでしまったり、夫が意地になってさらに嫌な言い方をしたりすることがあります。

その場で冷静に話すのが難しい場合は、無理に反応しすぎず、あとで落ち着いてから伝える方法もあります。何も感じていないふりをする必要はありませんが、その場で無理に解決しようとしなくても大丈夫です。

ただし、その場で反応しないことは、我慢し続けるという意味ではありません。落ち着いてから、自分にとって必要な対応を考えていきましょう。

・改善しない場合は記録を残す

やめてほしいと伝えても夫の言動が変わらない場合は、記録を残しておきましょう。

いつ、どこで、誰の前で、どのようなことを言われたのかをメモしておくと、自分の状況を整理しやすくなります。日記やスマートフォンのメモなど、続けやすい方法で構いません。

録音やメッセージの保存なども、状況を確認する材料になることがあります。ただし、証拠として使えるかどうかはケースによって異なるため、離婚や慰謝料請求を考えている場合は、早めに弁護士へ相談したほうが安心です。

記録を残す目的は、夫を責めるためだけではありません。自分がどのような言葉を受けてきたのかを客観的に見直し、今後どうするかを考える材料にもなります。

・信頼できる人や相談窓口に相談する

夫にけなされることが続くと、「自分が気にしすぎなのかもしれない」「これくらい我慢するべきなのかもしれない」と考えてしまうことがあります。

しかし、一人で抱え込んでいると、状況を冷静に判断しにくくなります。親しい友人や家族、カウンセラー、夫婦問題に詳しい相談窓口など、安心して話せる相手に相談してみましょう。

夫の発言がモラハラにあたるのか分からない場合でも、第三者に話すことで、自分が傷ついている状況を整理しやすくなります。

危険を感じる場合や、精神的に追い詰められている場合は、公的な相談窓口を利用することも選択肢のひとつです。

・距離を置く、別居を検討する

妻をけなす発言をやめてほしいと伝えても、夫が聞く耳を持たない場合は、物理的に距離を置くことも考えましょう。

実家に帰る、一定期間別居するなど、夫と離れる時間を作ることで、これまでの夫婦関係を落ち着いて見直せることがあります。けなされることに慣れてしまっていると、自分がどれだけ傷ついていたのか気づきにくくなることもあります。

距離を置くことで、夫が自分の言動を振り返る可能性もあります。ただし、夫が感情的になりやすい場合や、別居を伝えることで危険がある場合は、事前に家族や専門家へ相談し、安全を確保してから行動しましょう。

人前で妻をけなす夫と離婚はできる?

夫が人前で妻をけなす発言が続き、何度伝えても改善されない場合、これ以上一緒に生活を続けるのは難しいと感じることもあるでしょう。

人前で妻をけなす夫と離婚できるかどうかは、夫婦で合意できるか、話し合いができるか、発言の内容や頻度がどの程度かによって変わります。

離婚を望む場合に知っておきたいポイントは次のとおりです。

・夫婦で合意できれば離婚はできる

夫婦で離婚に合意できる場合は、協議離婚を進めることができます。

ただ、妻を傷つけている自覚がない夫は、離婚を切り出してもすぐには応じないことがあります。「冗談だった」「そんなことで離婚するのか」などと受け止められ、妻のつらさを理解してもらえないケースもあるでしょう。

日ごろから夫のひどい言動を受けていると、それが当たり前のようになり、自分がどれほどつらい状況に置かれているのか分かりにくくなることもあります。離婚するかどうか迷っている段階でも、夫の言動や自分の気持ちを一度整理してみることが大切です。

・合意できない場合は離婚調停を検討する

夫婦の話し合いで離婚に合意できない場合や、夫と冷静に話し合うことが難しい場合は、家庭裁判所の離婚調停を利用する方法があります。

離婚調停では、離婚そのものだけでなく、親権、面会交流、養育費、財産分与、年金分割、慰謝料なども一緒に話し合うことが可能です。

調停委員を介して話し合いを進めるため、夫婦だけで直接話すよりも冷静に状況を伝えやすくなる場合があります。

夫が離婚に応じない場合でも、すぐに諦める必要はありません。夫婦だけで話し合うのが難しいときは、調停という手続きがあることも知っておきましょう。

・不安がある場合は弁護士に相談する

夫と直接離婚について話すことに強い不安がある場合や、夫が話し合いに応じない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。

弁護士に相談すると、自分の状況で離婚を進められる可能性があるのか、どのような準備が必要なのかを確認しやすくなります。これまでの言動をメモなどで残している場合は、相談時に持参すると状況を説明しやすいでしょう。

また、離婚協議や調停の進め方について助言を受けることで、夫と直接話す負担を減らせる場合もあります。心身が疲弊しきってしまう前に、専門家の力を借りながら今後の選択肢を整理していきましょう。

~丸の内ソレイユ法律事務所のコメント~

日ごろから夫のひどい言動を受けている妻は、それが当たり前のことになってしまい、いかにひどい仕打ちを受けているかに気が付かないこともよくあります。弁護士への相談の中で、自分自身が置かれている状況を改めて認識することもできるでしょう。

また離婚協議を弁護士に依頼すれば、直接夫と離婚についての話をせずに済むので、夫と話すことに恐怖心のある方も安心です。

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